2011-05-20

英語学習者による英語学習法のレビュー

英語を今まさに学んでいるのである一連の記事に反応してみる。

背景:英語専攻の大学生TOEICスコアで750点程度。

・発音について

ネイティヴに通じる英語になる「たった6個の正しい発音」

http://diamond.jp/articles/-/12268

めちゃくちゃに見えて実は有効そうです

英語圏ネイティブでも"th"の音を省略したり他の音に置き換えたりしてる地方はあります。例えば、確かロンドン労働者階級の人の言葉だったか['em](them)みたいなのはハリー・ポッターの登場人物ハグリットが連発してますハワイピジンと呼ばれる方言みたいなものでは"the"は"da"になります

少し外れるけれど、インド人の英語は訛りがきついことで有名。それでも通じる英語です

以上のことから、とりあえず話すだけなら訛りなんてのはさほど気にしなくて良いのです外国語学部英語科の学生でもカタカナ発音してる奴はいます。そしてネイティブ先生英語onlyな講義についていけています。

勿論こんなことをいつまでもやっていては、本当に音を聞き分けられるようにはならないだろうとは思いますが。

一番良いのは、学習初期にある程度発音を勉強してしまうことです学習に掛かるコストはいつ始めても変わらないので。お手軽なところでは英語耳が役に立ちます

本当に英語勉強したい方には、やはりいつかは音韻論を齧ってみることをお勧めします。

・文法について

http://diamond.jp/articles/-/12269

要約:SVOだけ覚えればOK

これはほとんど賛成。

とりあえずは、5文型と時制さえ覚えれば良いというのが私の持論です

私は高校時代にNEXT STAGEという参考書を買わされた口ですが、そいつは今でも折れ目なし書き込みなしの綺麗な状態を保っています。単語帳も嫌いでほとんどやりませんでした。ただ高校時代は毎日英語の授業があって英語を読まざるを得ませんでした。それで、卒業時点TOEIC600点程度の英語力は確保できました

高校レベルまでの辞書片手に新聞読める程度の英語力であれば、参考書と睨めっこしてる暇があるなら実際の新聞なり教科書なり試験の問題文なりを読むほうが遙かに勉強になりますほとんどの人は英語を読める(話せる)ようになる為に勉強しているのであって、英語学の学者になる為でも文法用語という日本語を覚える為でもないかです

ただし、参考書というのは参考にするには(当たり前ですが)かなり役に立ちます。知らない言い回しには良く出くわしますが、そういう時にこそ素晴らしい索引のついた参考書が一冊あると便利です

・総括

とりあえず勉強を始めてみても裏目に出ることは(あまり)ない。得るものが沢山あるのは確か。

最後に。

英語勉強煮詰まったら、ロシア語フランス語ドイツ語スペイン語など、とにかく他の言葉をほんの少し齧ってみることをお勧めします。

英語の簡単さは神。

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