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はてなキーワード: 長所とは

2007-05-06

きもちわるい

***

太陽の色が変わってきた。色が変わったっていう言い方もヘンだな。ま、秋になったんだから、日照時間が変わってっていうことぐらい理科の時間に習って知ってるけど、んなこと17年間生きてきて一度も思ったことがなかったっていうか、気づきもしなかったというか。何故今年の秋はそんなことを思うのか。それは先輩が居るからだ。

「おい大河。お前なにボケっとつっ立ってるんだよ。後ろに落ちてるボールも片付けとけよ」

「はいはい、わかりましたよ。茂野先輩」

心の中で軽く舌打ちしながら適当に返事する。ったくさあ、この夏の出来事には俺も大きく貢献してるのに、そんなことすっかり忘れたって感じだよな。その自信と尊大さは一体どこから来るのかねぇ。大先輩様様で、コイツの性格と行動パターンはどう考えても俺の守備範囲外なのに。

「あ、茂野せんぱーい」

「ん、大河どした?ほかになんか用か?」

今日先輩にちょっと相談したいことがあって。クラブハウスで残っててもらえますか?」

「俺に相談?何の相談だ?金と勉強と女の事以外なら大丈夫だぜ」

屈託なくガハハと笑ってる。っておいおい、野球以外のことには、ホント興味がねえんだなったく。

「あ、そういや先輩、この前コンビニで立て替えた500円返してくださいね」

「ギクッ!わりぃわりぃ、今日持ち合わせがなくて、今度必ず返すからさ。じゃ、後でな」

振り向きもせず、左手を後ろ手にひらひら振りながら歩いていく先輩の背中を見つめる。

ふぅ。ま、いつもの事だが、今日でようやく決着か。それにしてもよりによって、姉貴と同じ男が好きになるなんてさ。ポケットの中の粉薬をギュッと握り締めると、唇の端に皮肉な笑顔を浮かべた。

***

「ガタッ」

「おい大河、おせえぞ。待ちくたびれたぜ」

予想通りクラブハウスには他の部員は残っていなかった。錆びた折り畳み椅子に浅く腰掛け、長い足を手持ち無沙汰に投げ出した先輩だけ。これから起こることも知らずにいい気なもんだぜ。

「あ、先輩、これアイスコーヒー

「お、サンキュー大河。今日は一体どうしたんだ?妙に気が効くじゃねえか」

「ん。なんか苦いな。お前、毒とか入れてねえだろうな」

「し、失礼な。んなもの入れてるわけないっすよ。先輩の舌がお子様なんですよ」

「なにぃ?」

おっと、やべえやべえ。コーヒーに混ぜればほとんどわからないはずなんだけど、野生のカン恐るべしってところか。もっとも、俺が先輩を毒殺するわけないんだけどな。目的は体なんだから。

「で、俺に相談ってなんだ?」

そうだった。一応相談をする目的だったんだ。後先考えないガサツな男も、チームメイトっていうか仲間のことは結構気に留めるのな。意外というか、らしいというか。ま、そこが先輩の長所でもあり短所でもあるのだが。

「先輩って、俺の姉貴のことどう思ってるんすか?やっぱ好きなんすか?」

「おぉ、い、いきなりなんだよ。べ、別に小学校からの腐れ縁で、なんとも思っちゃいねえし」

いつもながらわかり易いなあ。耳まで赤くしちゃって。テレるとすぐに横向いちゃうしさあ。性格はともかくとして、美保先輩のほうが姉貴より巨乳なのに。事あるごとに迫られてるはずなのに、この調子じゃ、手も握ってねえって所か。

すると突然、吾郎の手から紙コップが滑り落ち、コンクリートの床にシミを描く。

「そろそろ効いてきましたね。先輩」

「おい、た、大河。てめえ一体なにしゃ…」

「おっと、あんま喋んないほうがいいっすよ先輩。ちょっと体が痺れて身動きが取れなくなるだけっすから」

「て、て…」

薬が完全に効いてきたことを見届けると、吾郎のひざの上に跨る。

「俺、先輩のことが好きなんすっよ。もっと正確に言うと先輩の体に興味があって、でも、俺のタッパじゃ腕力で押し倒すのは無理ですからね」

「…」

そして顎を引き寄せると強引に唇を奪い、舌を絡み入れる。十二分に舌の感覚を味わったあと、耳元で囁く。

「汗と土埃の混ざった匂いってのも嫌いじゃないですよ。先輩」

2007-04-21

http://anond.hatelabo.jp/20070421045030

ネット長所リアルと連動しないで情報だけを交換できることだが、交わされた言葉はやがて過去ログとして、誰にも顧みられずに消えていく。

一方、OFF会、出会い系ケータイメール現実と連動した形でネットを使いこなしている人たちは、リアルを豊かにしているように思える。リスクはあるがリターンも大きい。

 

ネットリアルに連動しない。

効率的な情報交換はあれど、濃密な出会いは期待できない。

言葉でとどまった関係自己満足にすぎないのかもしれない。

2007-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20070420215037

そのはずなんだが、逆に見ればただの「文句言い」とも取れる件。

徹底してネガティブ思考を刷り込まれると俺みたいになるぜ。長所長所に見えず、逆から見て短所にするようにな。


幸いにして嫉妬の感情が薄いおかげで、他人様に対してこの思考癖が発動したのは「然るべき時」だけで済んでいるが。

逆恨み混じりで無差別に発動し始めてたら、俺は乱射事件の犯人のような末路を辿ってたかもしれない。

2007-04-10

好きな人のことを好きすぎる

振られてからはほぼ仕事の話しかしてないのに、まだドキドキしてしまう。

ちなみに、プライベートの話は共通点が少ないので、中々続かない。

こんなにも好きなのに、私は自分で何故あの人を好きなのか未だに判らない。

好きな理由=長所?は死ぬほどあげられるけど、私が見ているあの人はほんの一部分で、

私の知らないあの人がいるんじゃないのか、って思ってしまう。

告白の時に、「貴方のことよく知らないのに、すごく好きになっちゃった」って

本人に言っちゃったくらい、彼のことを知っている、ということに自信がない。

理屈っぽいから振られたんだろうなぁ。面倒くさいんだろうな、こんな女。

こうやってウジウジしてることがマイナス要因な気がする。

相手に与えることだけを考えて相手と接することができればいいのに。

相手の顔が好きなのかな。身体とか。

2007-03-25

最大の復讐とは、ゆとりをもって生きること

もう少し言うならば、ゆとりをもって過ごすことのすばらしさが相手に伝わるように生きること。自分たちの欠点なんて関係ない。それを補ってあまりある長所を身につけ、生きることが最大の復讐なんだと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20070324204332

2007-03-10

http://anond.hatelabo.jp/20070310210912

ウィークリンクボトルネック律速段階。

長所を指摘するよりも、弱点を指摘して改めたほうが、

全体としての強度が高まるのを、多くの理系人間は知っている。

感覚的に刷り込まれている人もいる。

ただなぐさめて欲しいのなら、端的にそう言ったほうが良い。

私もまどろっこしいのは嫌いだ。

2007-03-09

メガネをはずすと何が見えるか

前回は、色メガネのお話だったね。

メガネ長所短所 http://anond.hatelabo.jp/20070308202932

今回は、メガネをかけない場合のお話だよ。でも、メガネをはずすと何が見えるかを説明するのはちょっと難しいんだ。だからまず、メガネをはずしているみんなのお友達に、何が見えるのか聞いてみよー。

ベツレヘム生まれのお友達のお話

みんな同じお父さんの子供で兄弟だよー。だからみんなで仲良くしよーよー。あと、自分の目の中の丸太を取ると(色メガネをはずすと)よく見えるようになるよー。」

ルカによる福音書 http://www.cozoh.org/denmo/Luke.htm#C10V25

マタイによる福音書 http://www.cozoh.org/denmo/Matthew.htm#C7V3

インド生まれのお友達のお話

「執着がある間は(色メガネをかけている間は)苦しみは無くならないよー。」

仏教聖典 http://www.geocities.jp/gikooh/bukkyo-seiten.html

中国生まれのお友達のお話

メガネをはずすと何が見えるかは、言葉では言いにくいなー。まずはメガネをはずそうとすることが大事だよー。」

道教 http://www.geocities.jp/hgcbw269/mitikyou.htm

もう一人のインド生まれのお友達のお話

「僕はメガネをはずしたら、こんな風に見えるよ。」

私は何者か? http://www.h5.dion.ne.jp/~babaji/babaji.html

メガネをはずすと何が見えるのか、少しは分かってもらえたかなー?

みんなも寝ている間はメガネをはずしていると思うけど、今度から時々、起きている間もメガネをはずしてみたらどうかな。

僕がメガネレンズに例えていたのは、意識の焦点の合わせ方だよ。

メガネの色に例えていたのは、前提とする価値体系のことだよ。

こういったものを変化させていくことは、練習すると出来るようになるから、興味があったらやってみてね。

練習方法は、お友達に詳しい話を聞いてね。

もし詳しく知りたい人がいたら、こんな本もあるよ。

解脱の真理 http://www.amazon.co.jp/dp/4760500243/

解脱の真理 完結編 http://www.amazon.co.jp/dp/4915497070/

これは一続きの2冊の本だよ。メガネをはずす方法がしっかりと書いてあるよ。

英語でもいいなら

A Course in Miracles http://www.amazon.co.jp/dp/0670869759/

が、とても詳しく書かれているよ。

みんなのお役に立てたか分からないけれど、これで僕のお話はおしまいだよ。

それじゃ、ばいばーい!

2007-03-08

http://anond.hatelabo.jp/20070308125359

仕事はそれぞれ奥が深くて、よっぽどでないと2つのことを極めることは出来ないってこと。だから得てして物を作る人は売り込みは苦手だし、営業の人は自分で物を作ることは出来ないし、経理の人は自分自身で稼ぐことは出来ないわけ。でもどれも重要仕事だよね?

お互いの長所を持ち合ってうまく補間できる会社が強いんでないかい?

メガネ長所短所

人生神ゲーだ」という色メガネをかけた場合

長所

人生の様々な課題に、気軽に前向きに楽しむ姿勢で取り組むことが出来る。

以前遊んだゲームで培った攻略法を、人生に応用しやすくなる。(自己成長の有用性など)

人間が作ったゲームと比較することで、この世界の凄さを感じることが出来る。

短所

所詮ゲームなんだから、という、少し冷めた態度人生に取り組むおそれがある。そのために、人生に対する姿勢に真剣さが薄れ、本来得られるはずだった強烈な体験が充分に味わえなくなるかもしれない。ゲームを最大限に味わい楽しむ秘訣は、それがゲームであることを忘れて熱中・没頭することなのだから。

キーワード   「Life is Beautiful」

人生は糞ゲーだ」という色メガネをかけた場合

長所

世の中の否定的な状況や自分の不幸をゲームシステムのせいに出来るため、自分に非が無いことを確認し、自尊心を守ることが出来る。

短所

努力は報われないことになるので、人生の課題には消極的に取り組むことになる。

物事の結果を自分ではコントロール出来ないという考えのため、自分の望む結果を得ようとする気が無くなり、やれば出来たはずのことも出来なくなる。そのため幸福になりにくくなる。

キーワード   「人生は理不尽だ」

人生ゲームじゃない」という色メガネをかけた場合

長所

人生は唯一の現実であるため、真剣に生きようという気持ちになる。そのため、体験はすべてリアルで強烈なものになる。

短所

唯一の現実であるがゆえに、人生が重くのしかかってくる。そのため、生きることが深刻になってしまう場合がある。

辛い状況から目を背けることは許されない為、厳しい状況では神経をすり減らすことになる。

キーワード   「これが現実だ」

メガネに色をつけない場合

長所

世界を本来の色で見ることが出来る。

短所

無気力になる場合がある。

参考

おとぎ話が人を鬱と自殺に追い込む。おとぎ話をはぎ取ると絶望回路と無気力回路が作動する。 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061101/1162352701

絶望回路のその先へ http://iwake.g.hatena.ne.jp/IWAKE/20061103

キーワード   「人生無意味だ」

☆☆☆

メガネは道具なんだからさ、便利だったら使えばいいじゃん。

気分に合わせて、好きな色のメガネをかければいいじゃん。

自分がかけたことのない色のメガネをかけてみると、新しい発見があるかもよ。


────────

今回のお話では、色メガネをかけた場合と、色メガネをかけない場合(透明なレンズのメガネをかけた場合)の説明をしたよ。

次回は、メガネをかけない場合のお話だよ。

メガネをはずすと何が見えるか http://anond.hatelabo.jp/20070309232818

僕が時々使う色メガネの紹介はこちら

人生神ゲーだ http://anond.hatelabo.jp/20070303100408

2007-03-03

人生神ゲー

本気でがんばるとぎりぎり倒せるように絶妙のバランス調節がされた敵。

単純作業じゃ効率が悪いけど、工夫次第でどんどん効率を上げられる経験値システム

リセット不可の緊張感。でもシレンとかよりずっと死ににくいからあんま気にする必要なし。つーか普通ゲームでもリセットなんて邪道じゃん。

全てのキャラが深い人間性と歴史を持って登場する、圧倒的リアリティ。

グラフィックが綺麗すぎ。多分、無限×無限ピクセルで、毎秒無限フレームで動いてる。色も多分無限色使える。夕焼けとかマジありえねー美しさ。

BGMの種類がほぼ無限。選曲も自由。自分で作った曲を流すこともできる。

人間が作ったとは思えない、とんでもなく複雑で洗練されたシナリオ

リアル出産システム採用。自分と、自分よりも大切に思える相手の遺伝子を半分ずつ受け継いだ、奇跡のようなキャラを生み出して、そいつに自由に色々教えて育てることができる。すごく嬉しいし、ちょー楽しい

ネコっつー生き物が登場するんだけど、これがちょーかわいい。

食いきれねーほどの種類の料理があって、超うまいものが時々食える。

説明書が無く、仕様が明かされてないから、自分でデータとって仕様推測するしかない。これがまたとんでもなく高度に洗練された仕様になってるっぽくて、なかなか正確には分からん。だから、とりあえず大雑把に推定し、それに基づいて行動して、データを取りつつ徐々に予測値を修正していく必要がある。これがまた楽しい。徐々に明らかになっていく世界観

未だに明らかになってない謎が山盛り。

友達と一緒に協力して遊べる。

無料

本気で自分を愛してくれるキャラがいたりする。

ゲーム内で別なゲームやったりアニメ見たり出来る。

登場キャラと本当に心を通わせることが出来る。

信じがたいほど深い感動を味わえるイベントが結構ある。もちろん本気でやらないとフラグ無駄にするだけだが。

こんなとてつもない神ゲーを糞ゲーとか言ってる奴は、本気でこのゲームをやったことがない奴だけ。

まあ、一切がんばらずにクリアできるようなヌルゲーばかりやってる奴には、このゲームはちょいとハードかもしれんがな。

でも一端ハマった奴はみんな、このゲームを辞めたくないって言ってるぜ。

http://anond.hatelabo.jp/20070228192642



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この記事を音楽で例えた記事

音楽は雄弁だ http://anond.hatelabo.jp/20070318131842

次の記事

メガネ長所短所 http://anond.hatelabo.jp/20070308202932

2007-02-28

anond:20070228150711

もしくは「モテ」以外の自分の長所を伸ばしていけば、

コンプレックスも軽くなるよ。なくなりはしないかもしれないけど。

きっとその頃には少し年を経て、今より楽になれるだろうし。

はいはーい。非モテをこじらせたま彼氏もなく結構年を経たサンプルがここにひとり。

今頃になってから自分のコンプレックスを飼い慣らす努力をしているよ。

そんな自分を異性としてみてくれる人が今目の前に一人現れるだけで

随分世界が変わるのに、なんて思う瞬間もあるよ。

他人によって世界が変わると思ってるうちは何も変わりゃしないってのも知ってるけどね。

http://anond.hatelabo.jp/20070228145049

その悲しさはよくわかるけど、不特定多数モテる必要は本当にないよ。

彼女らが「ときめく以外の男性」をあしらうのに手間取っている時間に、

あなたは自分が好きだと思える男性と向き合って、その人と恋をすればいいよ。

もしくは「モテ」以外の自分の長所を伸ばしていけば、

コンプレックスも軽くなるよ。なくなりはしないかもしれないけど。

きっとその頃には少し年を経て、今より楽になれるだろうし。

そもそもモテない女が8割。気にすんなって。かわいいなぁ。

2007-02-13

私の友人Aは25歳。痩せているし顔もベビーフェイスで、くりりとした大きな目がかわいい。顔だけでなく、大学大学名を堂々と言えるだけのところを出ている才色兼備。同じ高学歴でも光浦似の私とは大違い。

そんなAだが、容姿社会的地位、出自、恋愛コンプレックスで、その美しい顔をいつも歪めている。Aの話はいつも自分の不安の話。私もなんとか手助けしたいものだと、ポジティブ彼女のよさを指摘するのだが、頑としてそこに長所を見出そうとはしないのだ。いつかAの心の穴が癒える日が来るのだろうか…。

さて。ここ数年のAは、結婚「しなくてはいけない」と脅迫的になってしまっている。まだ25歳にもかかわらず。というのも、彼女にとっての結婚は上昇婚であり、彼女のあらゆるコンプレックスを解消することができる、最後の頼みの綱だからだ。私は、Aが、高いステータス男性ばかりを狙って(しかし、どの男性とも全く上手くいかないどころか、好かれもしない。なぜなら、常に複数の男を選択肢にいれ、スペックを比較をしてしまっているからだ。それはもはや恋愛ではないのである)、「恋愛」とやらをしようとするのを見てきたが、むしろ私のほうが、そのなりふりかまわない間違った努力をするAの姿に心が痛くなり、これ以上の相談を受けることについて全くもって参ってしまった。

Aにとって、結婚は自己成就である。彼女の心を癒すのは、男の地位と経済力のみである。しかし、それは本当の意味での自己成就ではないのは明らかであるし、彼女もそれは分かっていることだ。しかし、それでも、結婚によって、人がうらやむような幸せ人生を得たいのだという。「地位と経済力のある男」という「ブランド」を身にまとうということで受ける羨望の目は、決して自分自身に向けられているのではなく、その「ブランド」に向けられているにすぎないのにもかかわらず…。

果たして、男性はAの「ブランド」に成り下がれるのだろうか。

すなわち、Aのように男性を道具化(手段化)する女性を好きになる男性はいるのだろうか。

私は、血眼になって結婚相手を探す彼女が心配だ。

2006-12-26

羨望とか

普段は世間に無関心でいるのに、たまに「負けたくねぇーっ」と思うときがある。

2年ほど前、人を見て異様に羨ましく思った。

その人というのが、まぁ知り合いなわけで、元○大院生で、就職のときに地元に戻ってきたのかどうかは知らんけど、偶然地下鉄で出くわしたわけです。

えらいカワイイ嫁さんつれて、いや、まぁそっちはどうでもいいのだけど、すでにかなり交通の便のいい場所都会な場所に家を買ったとかなんとか。

なんだよこの差は、と。

まぁ僕がフラフラしてる間に、彼は僕なんかが想像も及ばないような研鑽を積んだに違いないのだろうから納得もできるのだが、やはりやるせないものはやるせない。

そう人を羨みつつも、やはり自分がその羨望の対象になりたいなんて俗っぽい欲はあって、しかしながら苦労している様はあまり人に見られたくないなぁ、なんて思っている。

結局のところ、僕は楽して裕福な生活を手に入れたいわけで、ぶっちゃけ怠惰なんです。怠惰

その彼が死に物狂いの努力をしたかどうかは知らないけど、彼はものすごく頭の切れる人物なので成果につながらない努力はしてないだろうし、気転も利くので簡単に不利な状況を挽回するのだろうし、ひょっとしたら苦労らしい苦労はしていないのかもしれない。

僕のような凡人というかダメダメ君とは違って、優秀な彼はいろいろ実になることを身に付けつつ生きて行くのだなぁ、と思ったり。僕はあまり何か見についたような感じもしない。プログラミングなんて誰でもできるし。

ここまで約27年間ダメダメ君を続けていると、さすがにこの自分という人格では一生成功しないのではないかという危惧もあり…というか薄々、僕が「僕」である限りは成功しないのだろう。

飛躍しまくるが、成功するためには「僕」では無理というなら「僕」でなければいいじゃん、ということになって要は別人になってしまえというわけで。

ダメダメな「僕」と別人になるということは言い換えると「僕」に対して自殺宣言するようなもので、大した成果も残せないこの自分という人間にそこまでの未練はあまりないと思っているのだけど、やはりこの27年間のしがらみというか怨念が成仏できないことになる。

「この27年間の人生が報われたい」と。

まぁどうせ自分自身がスゴイ人間でないことは僕自身が誰よりも知っているし、だったら別に報われなくてもいーじゃん、とは頭で考えてても、やはり今の自分に愛着というものがありまして。

でもいきなり人間を変えるなんて激しくストレスが伴う上に一から再構築とか積み重ねというものが無くなってしまうわけでやはり効率が悪い。

あぁ、何を言っているんだ俺は。人間を変えられるわけなんてないのに。

まぁそうなると現実的なのは欠点を修正し、長所を伸ばして、(他分野の)武器を増やすなんてことがセオリーとか王道とか確実とか言われるんだけど、なんで僕はそれができない。やはり怠惰怠惰怠惰か。

で、怠惰ということは裏を返せば欲が無いということなんかねぇ、と思いつつ、やっぱ俺って強烈に何かをやりたいとか欲しいとか思うことなんてねぇーや、と再認識

心理学セミナーに行った時でも「もし願いが全部叶うなら、やりたい事は何?」と聞かれたときでも全然思い浮かべることができず「地球にいいことをしたい」とかガラにもない事を言い出したエコな自分を思い出したり。

実際、自分が権力者やとてつもない資産家になった暁には「権力をフルに使って地球温暖化を止めてやるぜ!」とかそりゃー青臭すぎて恥ずかしいことも考えたりしたもんで。

何というか、僕って無欲だね、なんて思ったけどよくよく考えれば世の中の楽しい事とか気持ちいい事を大して知らないからそんな事を言ってるだけで、いろいろ知っちゃうと絶対に「アレもしたい!コレもしたい!」なんて言ってる自分が容易に想像できてしまう。

見識が狭い、楽しみ方を知らない、という問題もあるけど「コレは何が何でもやりてぇ!やらなきゃ死ぬ!」なんて渇望っつーか強烈に望むものなんてものは僕は何一つ無いので、もう家庭を持っちゃったからそこで満足しちゃってるのから、とか思った。そうだ。もう満足しちゃったんだ。

だから漠然と「世の中を良くするのが目標です」なんて思ってもそんなのハナクソ程度のモチベーションにしかならん。死ぬときゃ死ぬし、寿命が来るまでに地球環境が壊滅的になるわけでもなし。

それにそんな目標を達成できたところで射精&失神するほどの快楽を得られるわけでもなし。

あぁ、そうそう。油田を探す山師が巨大油田を掘り当てた時はマジでイッてしまうらしい。そういう快楽

そんなエキサイティング&エクスタシーとは縁遠い生活をしているので、仕事で歯軋りすることはあっても、興奮することは無く、もしかすると修行僧とかお寺の坊主という感じの生活じゃねぇの、という味気なさに愕然としたり。

欲はとりあえず置いといて、「世の中のために…」とかの「地球のために…」なんて奇麗事満載な行動方針だと人生で痛快な出来事に遭遇することは無いのではないかと。

痛快と言えば『自分を見下した人間に対して「俺は正しかったんだ、ザマァ見ろ」と言う』みたいな雪辱を果たしたり復讐成功したりみたいなドス黒い一面があって、この27年間のうちにこのドス黒い怨念が染み付いてしまって成仏できないのでは、なんてことも思ったり。

あぁ、でもコレって自分自身を証明というか存在意義をアピールしたいという願望なのか。アイデン&テイテイですか。元ネタ知らんけど。

そんなこんなで「負けたくねぇーっ」なのですよ。以上、支離滅裂劇場でした。

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