2024-11-05

不安もなく満ち足りているはずなのに、ふと死にたくなる。アイドルの追っかけを20年続けてそれが生きがいだと語る中年男性を見てか、秋の木漏れ日の中でフラフラパチンコから出てくる浮浪者おっさんを見てか、同年代に増えてきた何かしらの成功者を見てか、就職先でマウントを取ってくる同級生を見てか、どうしようない自分を見てか。漫画を読むのは楽しいゲームをするのも楽しい。けれどもコンテンツの全てが虚しく見える瞬間がある。これは私には作れないとか、どうして自分は消費だけして何も成し遂げていないのか。そんな虚しさ。周りの大人大人らしさを失って、最近では私に向かって「大人完璧じゃない」と話すようになった。妥協と諦めの中で自分なりに幸せを追求して、そして最後に笑ってああ良かったって思えるのだろうか。ふと死が浮かぶ。そこに部屋のホコリが立ち塞がる。詰んだ本が、閉めたままのカーテンが。もう、疲れた。何もしたくない。けれど何かしなくちゃいけない。休学なんてしてるんだからガクチカになるような何か有意義で素晴らしい生活を。休学の休は休むではなく急なのかもしれない。一歩遅れた罪悪感の中で必死にもがけと背中を平手で叩かれている。痛いけど動けない。頑張って動きたい。動きたいのに心が言うことを聞かない。プラスにもマイナスにもならない生活を送る。このままでは180日の連休無為にする。分かってるけど、分かってるんだけれど。ただ疲れた。逃げてきた筈なのに、逃げる前より心がしんどい

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