国境地帯での小さな紛争はあるものの、基本的に軍人と言っても命の危険を感じながら生きてきたわけではないだろう。
しかし、ロシア軍の一翼としてウクライナの戦争へ参加するとなると話が違う。
ウクライナでのロシア兵の損耗率は極めて高いと推測されている。
実際に北朝鮮の兵士が前線に立つのか、それとも後方に配備されるのかはわからない。
だが、もしも最前線に投入されて多数の死傷者を出すようなことになれば、参加している軍人には大きな動揺が走るであろうことは予想される。
しかし、何のためにヨーロッパの戦争に参加するのかよく理解していないまま死ぬための戦いを強いられるようなことを納得するだろうか?
こういった基本的な疑問を抱かずに何ためらいもなく他人に死にに行けと命令できるのは、世襲された独裁者ゆえであろうか?
また今まで閉鎖された自国に閉じ込められていた集団が初めて外国へと行くのである。
北朝鮮の権威主義封建主義的な政治体制を羨望渇望し続けている勢力が、我が国も金だけではなく血も国際社会に差し出さなければならないと勢いづいてしまいそうで怖い