義務教育や食育だよりに書いてあった説明だと「食物繊維×水分×腸内細菌=ウンコの量」となっていたはずだ。
それならば同じようなものを食えば次の日のウンコは同じぐらいになるはずである。
水分量が違うというのはあるのだろうが、そもそもウンコの水分量も食物繊維の性質に引っ張られるはずなので、それ自体が変化することに納得がいかない。
極端に水を取った量が違うのならば分かるのだがそういう違いもなかったはずだ。
腸内細菌の量が変化するにしても、同じものを食ったなら同じようにそれを栄養にする腸内細菌が繁殖するはずでは?
これらについてAIで調べてみても「同じものを食べても便量が人によって違います。それは体質によるものです」といったクソのような回答しか帰ってこない。
そこから更に掘ってみても「同じ個人でもその日の体調によって変わります。体調の違いとは体の調子が違うということです。体の調子が違うとは体調が違うということです」と循環話法が出てくるだけである。
人生を人造ウンコの製造に捧げている科学者が海の向こうにはいるらしいが、彼の気持ちもなんとなく分かってきた。
ウンコの中にいる菌が鬱病やガンの発症にも影響するとして注目されているのに、そもそもウンコとは何なのか、どのように作られるのか、そういったことについて不透明な部分が多すぎる。