2024-09-18

ニュースにならない保育園の話

某市の話。

保育にかんする問題を話し合ったり、市に働きかけたりする共産党系列の団体があった。その某市内にある各市立保育園は全園加盟しており、年次の保護者委員から係の人が選ばれ活動に参加する仕組みだった。

数年前、その団体から全園が一斉に脱退した。

原因はその団体があまりにも活動のための強い拘束を強いたことだった。この係に選出されてしまうと、頻繁なミーティングとそのための調整、そして誰も読まないような出版物作成に追われるようになるのだという。

そもそも保育園子どもを預ける保護者というのは仕事をしていて忙しい。仕事家事子どもと過ごす時間とをなんとか調整してやりくりしているので、他のタスクに割く余裕は無いのが普通であるしかし、この団体に参加すると活動へのコミットを強く求められて、貴重な子どもとの時間を削られることになる。これでは、時間配分をうまくバランスさせるために保育園を利用している保護者からすると本末転倒だった。

保育や教育現場には、この手の団体が各地方に色々とあるらしい。中には金銭徴収して多くの活動費を確保しているところもあるとか。中には、共産党系とは対照的に、右寄りなところなんかもありそう。

とにかく言えることは、そうした団体は過渡期であり今後どんどん潰れていきそうなこと。PTA例外じゃないかもしれない。

  • 保護者が離反するんじゃなくて、いくつもの園が歩調を合わせて離反するのは面白いな

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