2024-07-18

亡命してまでMLB行きたくない中日のライデルマルティネス(27)が7月12日で、通算150セーブを達成した。

基準となるのはソフトバンクロベルト・オスナだろう。

今シーズンから4年総額40億円と言われる長期契約を結んだ。つまり国内では最も資金力のある球団が、

マルティネスと同じクローザーの枠が埋まっている。先発投手打者と違って「両雄」を並び立たせるのは難しいポジションだが、

気になるのはオスナが下半身のコンディション不良で7月に入って離脱していること。クローザー球団が最も嫌がるのは慢性的なコンディション不良だからソフトバンクの参戦が皆無とは言い切れない。


参戦する球団は…

 他に考えられるのは巨人阪神オリックスDeNAヤクルトあたりか。

これらの球団資金力を備えているとともに、クローザー不安定もしくは固定できていない。

これに対して中日は最大限の条件を示して何とか残留を勝ち取りたい。CBCテレビインタビューに「残りたい」とは言っているが「残る」とも言っていない。

しかし、マルティネス移籍ありきで考えてはおらず、決して積極的環境を変えようとも思っていない。同等や小差なら残留を望むことが濃厚だ。



 シーズン50試合=50イニング。先発や打者より「労働時間」は短いが、マルティネスがいれば9回を任せきり、

安心していられるという代えがたいメリットがある。その安心感に最大16億円を払うのを「高い」と思うか「安い」と思うか。

ひとつ言えるのは27歳のキューバクローザーを巡る争奪戦駆け引きは、すでに水面下で始まっていると見るべきだということだ。

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