ブックオフで、買取金額0で引取り→帳簿上は「金額を付けて買取」として、その金額分は店員が横領、ということがあったらしい。
これが会計上ではどうなるか、という話。
もし売れていた時の仕訳(不正):現金××円/売上××円・売上原価〇〇円/商品〇〇円
商品が売れていない場合:現金〇〇円/商品〇〇円(利益への影響なし)
商品が売れていた場合:現金〇〇円/売上原価〇〇円(費用減→利益増)
続いて、店員に横領された現金について。これはいったん貸付金で処理。
その後、回収不能額が発生した場合→貸倒損失〇〇円/貸付金〇〇円(費用増→利益減)
賠償金のうち横領額を超えるもの→現金△△円/雑収入△△円(収益増→利益増)
売上原価を過大計上していた→法人税等の過少申告にあたるため、法人税等追徴税額が発生(利益減)
公正取引委員会の課徴金:額次第ながら、投資意思決定に与える影響は小さいため納付命令は出ない気がする。
色々漏れてる気がするので、もしあればご指摘ください。