2024-03-04

イラストAIについて考えてること

人間が画風を模倣するのはOKだが、AIが画風を模倣するのは量の違いかNGにしてほしいという意見がある。

正直自分は大して絵を描いていないので、心から共感はできないが理解はできる(AIが描いたかどうかをどうやって証明するのか、画風が似てるかをどう判定するか、田中圭一のように人力で絵柄を模倣した人間の絵を許可を取って学習させたらどうなるかなど、考慮すべきケースが多すぎて実現ハードルが非常に高いとは思うが)。

ただ、こういうときに、ちょっとした思考実験を考えてしまう。

人間と会話ができ、長期的な関係を築けるAI想像してほしい。ドラえもんでもなんでもいいが、まあそういった作品想像していただきたい。

そういったAIが、イラストに限らない汎用的な学習能力を持っており、かつ人間のそれを大きく超えていたとしよう。

もしそのAIが、「俺、この作家さんの絵が好きなんだよね。模倣してみよっかな」と言い出したら、僕はどう答えるだろうか。

彼が大切な親友だったとしても、「お前は量が違いすぎるからやめろ」と言い放てるだろうか。

なお、この思考実験に出てくるAIは「イラストに限らない」というのが重要だ。イラストに限るのなら「そんな機能搭載しなければよい」という話になるかもしれないが、家事等を手伝わせたいなら汎用的な学習能力必要なはずで、結果的イラストも描けてしまうかもしれない。

まあ、正直やり尽くされた思考実験かもしれない。

ただ、Xで似たような思考実験をしてる人を探すワードが意外と思いつかなかったので、ここに自分思考の整理も兼ねて書いた。

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