2024-02-27

スコセッシの映画みたいな派手に成り上がって転げ落ちて、でも生きてる。人生ってそうやん?みたいな作品が割と好きだったんだけど、最近ちょっと飽きてきた。なんでフィクションでまで現実に引き戻されなアカンねんなって気持ちになる。

こうなるとたまには何もかも全部手に入れてムカつく奴を全員ぶっ倒して、ワッハッハッハッハッ……ワーーーーッハッハッハッ……って高らかに笑いながら𝓯𝓲𝓷を迎えるようなのが見たくなってくる。

スターウォーズロッキー鬱病みてーなニューシネマの反動でウケたという話はホンマかいなと思ってたけど、ちょっと分かるような気がする。ロッキーは全部を手に入れてはいないが。

成り上がるのとは違うけど、トレインスポッティングとかNHKにようこそとかキッズ・リターンとか鬱病方面青春作品も、やっぱり生きていくしかないやん?みたいな落とし所は最近まり好きでない。

それだったらミーンストリートとか往年のニューシネ作品みたいな、やるせなさや苛立ちや閉塞感、鬱屈焦燥感を爆発させて呆気なく(派手にでも全然いい)散る話が好きだ。

長々と生きてしまった、生きざるを得ないと悟ってしまった手前、自分の納得も程々に大事にしつつ、ショボくともみっともなくとも目先の生活を着実に生きるのが結局一番大事なんだよな。なんて言わざるを得ない状況になる前にやっぱ派手に死にてえ。真面目に生きるのって面倒臭えしから嫌だし、でも真面目に生きないと幸せになれるビジョンが見えねえからワンスアポアタイムインアメリカデニーロ破滅的な笑顏になりてえよおれは。

これは飽きたとかだけではなくて、おれの情緒最近著しく悪化している事が多大に影響している気がしてならない。そんでこのうらぶれた気持ちが嫌だとか直したいだとか全く思いっていないというのが、傍から見れば一番重症な部分なんだろうなって思う。

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