AMラジオが好きでよく聴くんだけど、軽く苦痛なのは、芸人の世界の内輪ネタがちょくちょく入ってくること。
この10数年のラジオの大きな変化の一つは、お笑い芸人がMCのラジオが飛躍的に増えたことだろう。ナイツやパンサー向井が代表的なラジオMCになっていることが象徴的だ。
ナイツも向井も別に嫌いではなく、お笑い芸人界以外の話題をしている時は普通に面白く聴いているが、ここ数日は「M-1すごかったですね!」をあらゆる番組でしつこく聞かされ続けて、正直うんざりしている。
もともとM-1でやっているような漫才が大の苦手で、ラジオであまりに話題にしているので我慢して観てみたが、案の定さっぱり面白さがわからなかった。ただただひたすら喧しいだけで、結局チャンネルを変えてしまった。M-1の話題が消え去るまで、ラジオを聴くのが苦痛な日々が続く。
情報番組から紅白の司会に至るまで、お笑い芸人出身の人間が担うことが普通になり、既にお笑い芸人は日本社会の権力的な地位にあると言える。だからM-1で、若手芸人たちがあんなに必死で真剣になるのだろうけど、そう考えると余計に笑えない。
20年前からAMラジオはお笑い芸人の独擅場だったが……
FM聞けカス