朝、8時に眠りについたためか、今日は意外にも早く目が覚めた。
今日も、いつも通りにテキトーに仕事をこなし、テキトーに時を過ごすことになるだろう。
リモートで働いているが、仕事の合間には愛らしいペットの犬と戯れる。
しかし、心の奥底には何かが欠けているような気がしている。
そう、趣味が欲しいのだ。
文章を読むなら、なんとなくインターネットで充分だろうと思った。
有料で無価値な本を手に入れるなんて、まるで自分が搾取されているようだ。
ゲームも搾取、本も搾取、SNSも搾取、そして社会は、私に金を使わせようと強引に誘導してくる。
東京の負け犬たちが信じる「楽しむためには金を使わなければならない」という思考に、私も流されるべきだろうか?
いや、まだ諦めるわけにはいかない。
だから「アウトプットを増やそう」などというくだらないことを考えるのをやめ、他者の注目を気にすることなく、自分のためだけに何かを見つけ出すべきなのだ。
ただし、ここには一つ悩みがある。
それは他人と一切関わらずに、孤独を楽しむことができるのかという点だ。