2023-09-17

忘れられない高揚感

零細企業の二代目。

まだ親父が生きてて専務やってる頃とても経営が苦しかった。

そんで債権者美人局狩りの協力を頼まれたことがあって、教えられた出会い系で教えられた女の子メールのやりとりした。

途中から「実は未成年で〜」みたいなこと言われたけどそのまま合流してホテルに行った。

当初は「数日後に連絡が来るはず」って言われていたけど、実際にはその場で友達っぽい女の子一人と見るからヤンチャそうな男の子たちに入られてビビった。

連絡もできないしどうしようとテンパってる所でドタドタと債権者とその部下たちが入ってきた。会う日は伝えていたので、一人つけてくれていたらしい。

ヤンチャそうな男の子たちがリンチされている音や呻き声が風呂から響いている間、債権者が「あの子たち(リンチされてる男の子たち)じゃ何にもできないだろうからさ、君たちに詫び金稼いで貰わないといけないんだよね。お金欲しいんでしょ?もっと割りの良い仕事あるよ〜」ってめちゃくちゃ優しい口調で言いながら女の子2人の学生証、顔写真登録してある連絡先や個人情報に繋がるものを次々とパシャパシャ撮影してた。俺が風呂から上がって男の子たちが乱入して来た時にめちゃくちゃ「へへーん」みたいな顔してニヤニヤしてる子が震えながら泣いていて、その光景にとんでもない高揚感を覚えた。俺は何もしてないんだけど。

結局利息の延納を認めて貰い、小遣いまで貰ってその日は帰ったし、その後も話には出さなかったのでその子達がどうなったかは知らない。

債権者暴力団ではなかった(ポジション的には暴力団三次団体パシリにされてる人達だった)ので別に殺されたり何かされたりはしてないだろうけど。

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