BBCの報道以降SNSで続いているジャニーズオタクによる性加害被害者のバッシング、事務所が把握していないわけがない。
被害者に対して申し訳ない気持ちがあるなら、いやなかったとしても世間に反省するポーズを見せる気があるなら被害者への誹謗中傷を控えて欲しいとファンに発信するべきだし、その方が明らかに印象もよい。しかしそうしないのは、ジャニーズ事務所が解体的出直しも被害者救済も頭になく、ファンによる誹謗中傷を「自分たちが本当に言いたくても言えないことを代弁してくれている」とすら思っているのではないかと思わせる。
こういった動きを見る限り、会見で話していた「法を超えた救済や補償」というのもどこまで果たされるか怪しい。裁判で負けそうな相手だけ示談して法を超えて補償したと喧伝し、その他は訴訟で見かけの勝利を重ねるようなことを平気でするのではないか。数十年前の性被害について、それを証明したり詳細に記憶するのは非常に困難である(しかもこの状況は、ジャニーズ事務所による圧力やメディアの忖度などによってうまれている)。そうやって被害者側の主張が法廷で退けられたときにジャニーズオタクが汚い言葉で被害者を罵り、ジャニーによる性被害など本当はなかったのではと陰謀論を唱え始めるのは想像に難くない。