2023-07-29

動物性タンパク質摂取を控えている私も、土用の丑の日には鰻を避けるわけにはいかないであろう。

酒々井町で生まれ育った私は幼い頃から手繰川沿いを自転車で走り鰻釣りを楽しんだものである

酒々井町酒々井中学校卒業千葉県佐倉高等学校に進学した頃には釣った鰻を焼くだけでは足りず、甲子正宗か梅一輪と合わせなければ満足できないようになっていた。音楽教師の母は呆れていたが、高校教師の父は「清酒にする米を作ってる家の男だ」と笑いながら私と共にヘベレケになっていたものだ。

神戸大学医学部在学中は、当時交際していた女性とその両親と元町青柳という店で鰻を食べた。あの鰻も素晴らしいものであったが、私にとって鰻といえばやはり成田の川豊なのである

土用の丑の日におさまらず、事あるごとに川豊の鰻を食べていた我が家の者は私含めストックホルム性の癌を発症していない。よって肝細胞に仕組まれシステム(これにより現代日本人はNKの細胞傷害性が慢性的に阻害されている)にも関わらず、うなぎタンパク質マクロファージからサイトカイン放出、それによる癌発症とは無関係ものであろう。

ちなみに、ストックホルム貴族達に辟易していた時にローベン島で知り合ったハンプシャーの某伯爵は私が持参した甲子正宗を大層気に入り、その後来日した際には川豊の鰻を堪能されたそうである

叔父と父から相続金で食い繋いでる身としては川豊の鰻は手痛い出費ではあるが、定職に就いている人たちですら土用の丑の日うなぎを渋るということは悲しいものである

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