2023-03-26

万能な言葉を使うのはヤバイから辞めるべき

たとえばこのタイトルの「ヤバイ」が何を意味しているのか分からないじゃん?

俺が言いたいのは「相手に伝わる表現から遠ざかってコミュニケーションエラーが起きやすくなるし、そうやって語彙力を甘やかしているとドンドン衰退していって本当に必要ときにもヤバイヤバイしか言えなくなって自分相手も困るから癖になっているなら直したほうがいい」ということなんだけど、「ヤバイ」だと何も伝わらないわけじゃん。

「困る」ぐらいなら文脈で伝わりそうに見えるけど、「ヤバイ」や「FUCK」を「凄くいいと思う」という意味で使う人もいるし、「辞めるべき」を「俺だけが知っている裏技から真似しちゃ駄目だぜ(オススメだぜ)」という意味で使う人もいる以上は、文脈から読み解こうとしても「ヤバイ」はプラスからマイナスまであらゆる意味を持てることになる。

万能な言葉ってのは形容詞だけじゃない。

まず「アレ」「ソレ」といった万能な代名詞があるが、当然これはなるたけ避けた方がいい。

伝わってるつもりで伝わってないことが多い。

接続詞の「から」で楽をすることも実は避けたほうがいい。

ヤバイヤバイから辞めた方がいい」という文章も「ヤバイヤバイという問題があるので辞めた方がいい」になれば少しだけ意味が伝わりやすくなる。

ヤバイ」や「アレ」ほどに万能度ではないもので「良い」とのような範囲がクソデカ表現は減らした方がいい。

「良い」ではなくて「何がどう良かったのか」の部分にフォーカスを当てた表現を心がけていくべきだ。

たとえば映画感想なら「俳優イケメンだったから画面に映るだけで脳が気持ちよかった」と言った感想が言えるのを単に「良き」とだけ表現するのがイカしているというような謎の風潮があるが流されない方がいい。

こういった風潮は既に語彙力が終わってしまった連中が七人ミサキの如く新たな犠牲者を引きずりこもうとしているだけだ。

皆はヤバイ風潮に流されてヤバイ言葉かいをするなよ。

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