2023-03-06

大食いYouTuber「しのけん」が本当に嫌いだ

しのけんっていう、登録者70万人のグルメ/大食いYoutuberがいる。

俺はこいつが嫌いだ。理由は3つある。

1.物撮りがない。

物撮りというのは、テレビ料理とかグルメ番組だと絶対にある「料理を真ん中に置いた構図の静止画」のことだ。もちろん料理が作られてる工程とか、タレントが食べてるシーンも大事だけど、これが一番大事だと思う。タレントがそれを見て「おいしそ~」とか、ナレで「これでお値段なんと…」とか言うのがエンタメには必要だ。演出としても効果が高いだろう。

しのけんはこれをやらない。開幕から料理テーブルの上に置いて、テーブルをはさんでしのけん本人が正面から映って、料理を食べる構図でずっと映り続ける。たまにしのけんが皿を持ってカメラの前に寄せて見せてくることはあるが全く美味しそうに見えない。バカか?

2.ライブ音声が全くない。

しのけんは食べている映像から音を全部カットして、後付けしたBGMナレーションだけで動画の音を構成している。

料理動画において、ライブ感というか、肉が鉄板や網の上で音を立てて焼ける様というのは重要な要素だと思うのだが、しのけんにはこれが全くない。

先述した物撮りがないことと合わさって、料理が本当においしくなさそうに見える。

3.味の感想死ぬほど平凡だ

先述したが、しのけんの音声はすべて後付けで、味の感想も後付けでナレーションされるだけだ。それに加えて、語彙も美味しい!とか柔らかい!以外になくて、視聴者の興味を失わさせる。

ある動画で「(ステーキの焦げ目だけで)ご飯3杯いける」とか言い出した時は本当にバカかと思った。しのけんのご飯3杯は普通の人の大さじ1杯と同レベルだ。

以上の3つの理由で俺はしのけんが嫌いだ。じゃあ見なければいいじゃんというのは本当にその通りだが、この飽食時代で、ここまで味に興味がなさそうにただ料理が皿から胃に移動させられるだけの動画に70万人も登録者が居るとちょっと文句を言いたくなる。

  • TV関係者すかね? プロだから見える視座ってかんじ。

    • 増田ですが、私は理系の大学生でプロでは全くないです。映像制作やグルメブログなどの趣味もありません。 ただしのけんの持つ異質さについてもう少し多くの人に知ってほしいだけで...

  • 人の解説よりもゆっくり解説が好きな人がいる感じで人間味が失われたものしか摂取できない人にウケているのでは

    • 増田です。確かに「つつがなく行われる作業」として大食い動画を見ている人がいるかも、というのは今気付きました。 粘土を切ったりする動画と同質なのかもしれませんね。

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