ストエフスキーの『白痴』だったんじゃないのかと気づく
なんか天然気味で空気を読まず一方的だがド正論を言う主人公
周囲の人間はやれやれと言いつつしだいに主人公を慕う
元は敵対してた人物まで主人公に感化されて仲間になる
そして最後は主人公がボケてどこかに去ってしまう……
――宇宙戦艦ヤマトの着想の原形が西遊記だったぐらいには似てる
井上敏樹は意識してなかったのに結果的に似た可能性も
江川卓(野球選手じゃなくてロシア文学者の方)の本によると
白痴の主人公ムイシュキン公爵の原形はドン・キホーテらしい
もっと遡ると新約聖書のイエスという見方も可能なのだとか
(実際に聖書をきちんと読むとただのよくキレる俺様系おっさんである)
なんかこの物語図式に当てはまる作品て
ドストエフスキーよりもっと古い作品から
現代の漫画やアニメまでほかにも結構ありそう
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