https://toyokeizai.net/articles/-/392780?page=2
初婚男性の婚姻件数が最も多い年齢は、27歳の2万8789件です。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもので、この27歳を頂上に1年単位で急角度で婚姻件数が減少していく様子が明確に示されています。まさに男性の結婚のピーク(頂上)は27歳である、ということがいえます。
また、「結婚適齢期」を初婚男性の婚姻届が全体の5割以上に到達する年齢とするならば、全初婚男性の婚姻届を若い年齢順に積み上げカウントしてみると、28歳で46.1%、29歳で53.8%に達することがわかります。だいたい28.5歳あたりが「初婚男性の結婚適齢期」ということが統計的には示されています。
つまり、男性の結婚の一般イメージと統計的な真実の間には、ものすごく大きな乖離がある、それが日本における男性の「結婚適齢期観」(思い込みベース)なのです。29歳で初婚同士カップルの婚姻届の5割の件数に達しますが、わずか3歳上の32歳には7割、そのまた3歳上の35歳には8割に達します。
初婚男女の年齢差の平均は1.7歳となっています。そして、男女どちらが上でも3歳差以内までに7割の婚姻届が集中しています。「若い女性をパートナーに持ちたいなら、自分も若いことが発生確率からみた大前提」である様子が、統計的には明確に映し出されているといえます。