2023-02-16

おいしいごはん

リモートワーク終わって、近くの気になってた天ぷら屋さんに入ったよ。

平日なのか店内の客は数人しか入っておらず、手早く天ぷら丼を30分前に注文したよ。

しかし来ない。一向に来ない。

オーダーが通ってないのか?いやあそんなはずは。こんなにお客さん少ないし。

じゃあ、調理にすごい時間がかかるのか、

しか天ぷらを揚げているなら、時間もかかるものなのか?

お腹がすいたより、待ってる時間もったいないという気持ち背中を急かす。

遅い。遅い。

あと3分、いや5分だけ待ってこなければ、店をでよう。

ももう少し待ってたらおいしいご飯がくるのかも。

でもオーダーミスなのかも。

思考ループに苦しみながら、コートの袖を通していたら、丼がきた。

いただきます

美味しい、美味しいよ。

でも待ってた時間に比べれば、そんな美味しくない。

やっぱ忘れられてたのか、なんかサクサクしてないぐにゃぐにゃしてる。

待たされた時間勝手に上がっていった期待値が、しおしおと自分勝手萎えていく。

私みたいに人生の旬が過ぎた味が少しする。

虚無の気持ちをおさえつつ、お金を支払うよ。

店員さんは愛想がよいだけに残念だった。

このまま家に帰るのも辛いか徘徊するよ?

寒い凍てつく空気の夜を、徘徊するよ。

一歩一歩コツコツ歩きながら、無心の中にも思いはめぐる。

東京にきて10年以上たった事。

尊敬する大好きだった方が亡くなって数年たった事。

生き方に張り合いが、面白い事が何もなくなった事。

最近自分自分の為になっている事が何もできていない事。

時間がない時間がないとぼやきながら日々を唾棄している事。

歩みを止めて、上を見上げて息を吐き出す。

冷たい黒色に温かい白色が混ざって消えるのを、ただみてた。

色々気持ちを整理できて、ここに投稿できたのは、

おいしいごはんのおかげかな。

ありがとう

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