シンママ「はぁっ!? ちょっと待ちなさいよ! 何で急にそんな事言うの? あんた達だって喜んでたじゃない!」
勇者「うるせえな!本気で分からないのか?足手まといだからだよ!」
賢者「そうですよ。あなたはもうお荷物です。これ以上一緒にいると僕達の邪魔になるんです」
戦士「大体、後出しで子供がいるなんて言い出すのはフェアじゃねえだろ」
僧侶「今まで散々迷惑かけてきたんだから、さっさと出ていってください」
勇者「そうだそうだ! いい加減俺達に寄生するのはやめてくれ!」
シンママ「……そっか、分かったわよ。じゃあ出ていけば良いんでしょ!」
勇者「ああ、二度と顔を見せるんじゃないぞ」
シンママ「言われなくてもそのつもりよ!」
―――それから三日後
シンママ「あいつら絶対に許せない! 私が何もかも犠牲にして育ててるって言うのに……」
シンママ「うるさい!クソガキが! 」
バキッ!!
子供1「うわーん!痛いよー!」
シンママ「いいことを思いついた。こいつを生贄にして勇者に呪いを……」
するとその時だった。
そして次の瞬間には二人の姿は無くなっていた。
戦士「おお!!」
勇者達が歩いていると突然大きな声が聞こえて来た。
村人「おい見ろよあれ!」
村人2「なんだありゃ?」
村人達の声に釣られて勇者達が振り返るとそこには巨大な岩があった。
不思議に思いながらも近づいてみるとそれはよく知っている人物の顔をしていた。
戦士「マジかよ……」
次回「復讐の子供2」