2023-01-30

勇者パーティから追放されたシンママ子供を生贄にして復讐を果たす。後悔してももう遅い。

勇者シンママ、お前を勇者パーティから追放する」

シンママ「はぁっ!? ちょっと待ちなさいよ! 何で急にそんな事言うの? あんた達だって喜んでたじゃない!」

勇者「うるせえな!本気で分からないのか?足手まといだからだよ!」

賢者「そうですよ。あなたはもうお荷物です。これ以上一緒にいると僕達の邪魔になるんです」

戦士「大体、後出し子供がいるなんて言い出すのはフェアじゃねえだろ」

僧侶「今まで散々迷惑かけてきたんだから、さっさと出ていってください」

勇者「そうだそうだ! いい加減俺達に寄生するのはやめてくれ!」

シンママ「……そっか、分かったわよ。じゃあ出ていけば良いんでしょ!」

勇者「ああ、二度と顔を見せるんじゃないぞ」

シンママ「言われなくてもそのつもりよ!」

―――それから三日後

シンママあいつら絶対に許せない! 私が何もかも犠牲にして育ててるって言うのに……」

子供1「ママーどうしたの?」

シンママ「うるさい!クソガキが! 」

シンママはそう言うと全力で子供の顔を殴った。

バキッ!!

子供1「うわーん!痛いよー!」

子供1は泣きながら母親に訴えかけた。

しかシンママ聞く耳を持たなかった。

シンママ「いいことを思いついた。こいつを生贄にして勇者呪いを……」

するとその時だった。

カーンッ! 突如として謎の光に包まれシンママ子供1。

そして次の瞬間には二人の姿は無くなっていた。

――翌日 勇者はいものように魔王城に向かっていた。

勇者今日も張り切って行くぜ!」

戦士「おお!!」

賢者「待っていてくださいね!マイハニー♡」

僧侶はい♡」

勇者達が歩いていると突然大きな声が聞こえて来た。

村人「おい見ろよあれ!」

村人2「なんだありゃ?」

人達の声に釣られて勇者達が振り返るとそこには巨大な岩があった。

ゴゴゴッゴーン!!! 勇者「なんだよこれ!?

戦士デカイ岩だな」

賢者「こんなものたことありませんよ」

僧侶「一体どこから来たのでしょうか?」

不思議に思いながらも近づいてみるとそれはよく知っている人物の顔をしていた。

勇者「これはまさか……」

僧侶「えぇっ!?

賢者「嘘でしょう!?

戦士「マジかよ……」

なんとその岩の正体は昨日まで一緒にいたはずのシンママ子供1だったのだ。

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