そもそも本を読んだのは20年くらい前。ダールは大好きだけど、まだその時はブラックユーモアは怖くて、短編集はあまり読めなかった。
Twitterでダールの短編の話題が出ていて、あらすじググって色々考えていたんだけど、考察が合わない。
賭けにハマる男を止めるために、奥さんが自らを犠牲にしてきたという話。男が頭がおかしくて、奥さんはストッパー。
ダールは賭け事にハマる人間の危うさ・愚かさを書いていたはずで、もう一捻りしていない?
つまり、男がただただヤバい奴と見せかけて、結局その男から全てを奪うために自分の身体を賭け続けた奥さんだって、十分に一線を超えてるというか、勝つまで止まなかったジャンキーと言えるのでは?
ダールの最後の記述は、奥さんの哀愁、今までの辛さ、負担を当然見せているんだけど、それのツールはあくまで指であって(男がそうじゃないと乗らないんだろうけど)
っていう、止めている人間が、まともに見えて実は…みたいな話なのかなと思った。
まあ、奥さんはあくまで止めているから、一般的な考察でいいんだろうけど、ダールはそれくらいしそうって思っただけです。
せっかく思いついたのでワーイということでチラ裏書いたので、皆の反応知りたかっただけ。
森博嗣がロアルドダールの切れ味は一線を画す。それは飛行機乗りだからって書いてたけど、そういう謎の記載したくなるくらい、ちょっと住む世界が違う発想だよなって思う。