自分が学生の頃は、ネットは今のように普及しておらず、スマホはもちろん、ガラケーすらもなかった。
そのため、サークルの情報は、サークルが配布しているチラシや、先輩や友達からの口コミしかなかった。
当然、当時の自分は常識知らずだったし、原理研究会を統一教会の信者が運営していることなど知る由もなかった。
自分は大学入学時のオリエンテーションで、色々な部活の勧誘を受けたが、その中に原理研究会があった。
チラシの内容はよく覚えていないが、世の中の原理原則を探求するようなことが活動方針であったような気がする。
自分は勉強だけが取り柄の陰キャだったので、入学直後は友達もいなかったし、一人暮らしだったので、情報入手する手段が全くなかった。
実際、自分のような勉強だけが取り柄の陰キャからみると、世の中の原理原則を探求する、という謳い文句は結構魅力的に思えた。
結局、サークルに入るのは面倒くさそうなので入ることはなかったが、もし入っていたら統一教会の勧誘を受ける日々だったのだろうと思うとゾッとする。
自分のように、18かそこらで大学に入学して一人暮らしを始めて、陰キャで勉強しか取り柄のない人間はそれなりにいると思う。
そんな人間が、原理研究会に入って、その何割かが、そのまま統一教会に入信するのだろう。
入信のきっかけは寂しさとかもあるかもしれないけど、信者の女の先輩に色目を使われたりとかもありそうだ。
自分は男子高出身で当時は童貞だったし、恋愛経験も皆無だったので、もし原理研究会に入ってしまい、そこそこ外見の女の先輩から色目を使われたら、もうアウトだったろうと思う。