2022-07-08

そもそもSPというシステムに無理があると思う

緊急時要人を守れるSPは「緊急時要人を守ること(それで貰える報酬名誉自分安全、また使命感を含め)は、自分が襲撃されるリスクに見合う」と思っている必要があるけど、そんな人はそうそういない

報酬

報酬は少ないともちろん見合わないし、常時or守れた場合に巨額の報酬ありにしたとしても、一度貰ったら二度目は命を賭けてまでは…ということになる

かといって毎回財産の少ない人を新たに雇うと、訓練費用のため報酬が十分払えない

名誉

警察官軍隊は「行動を起こしたことで、よりひどいことを確かに防げた」ということが多く(例: 犯人を捕まえた、市民を救出した、敵の侵略から国を守った)、それらの場合、行動をしたことが「名誉であるとされるが、SP場合はその関係を立証しにくい(守って軽傷だったとしても、それを「守ったおかげ」かの検証が困難)

自分安全

警察官軍隊は「行動を起こさなければ、自分安全が脅かされる」が、SPは行動を起こさない(要人を守ろうと伏せさせたりしない)方が自分安全である

使命感

要人その人一人だと、「国」や「市民」に比べ、対象絶対に守りたい、という使命感を抱く人の人数がどうしても少なくなる(大統領総理=国の代表、とかは少し例外)

極端な話、その要人が大嫌いな人がSPになることもありうる

結論

もちろんどんな職業でも常に全部得るのは難しいが(例: 警察が立てこもりに突入する際は「自分安全」は犠牲にして他を得ている)、SP職業職務と見た場合、現状は「緊急時要人を守ることで、自分が襲撃されるリスクに見合うものを得る」のは難しいように思える

何か良い案はないもの

注: 職務としてのSP要人警護という「仕組み」に疑問を持っているだけであり、SPの人や職業を見下す意図はないです

  • 職業差別

    • よくわからん 「原発作業員は危険な仕事なのに低賃金なのはおかしい」と言ったら作業員差別になるのか?

  • 警備体制を整えることで8割くらい仕事成立してるんじゃない。抑止力的な。

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