2022-04-28

腹落ち・納得感が求められる世の中は生産性が低い

Z世代を中心に、最近物事を進めるにあたっては特に「腹落ち」「納得感」が求められるようになっている。

しかし、これは生産性の低下を意味する。

なぜなら説得や協議などの調整コストが高くなるからだ。

キーマン1人1人だけでなく、その配下にいる人達にも腹落ちしてもらえるように調整していかないといけない。

そして、一度腹落ちしたとしても、やっていく中で疑問が出てきたら彼らは動きを止めてしまうので、また腹落ちできるように調整を再開しないといけない。

どっかの記事で「Z世代はいったん納得したらものすごいパフォーマンスを出す」というヨタ文があったが、決してそんなことはない。稼働時間は他の世代より短いからだ。5分単位で見たらパフォーマンスが高い時間帯が一部で見られる、くらいでしかない。

その結果、調整コストバカ高くなり、生産性が大きく低下するという事象が起きる。

トップダウンのほうが低コスト、高生産性なのだ

近年の中国技術革新が激しいのは国全体としてトップダウンであるからだ。

アメリカ一見合議制に見えるが、「大きな方針レベルではトップダウンであり、それに疑義を出すような輩は「明日から来なくて良い」となるので、調整コストは思いのほかかからない。マネジメントトップダウン現場は合議型と言い換えられる。

過剰な腹落ちをみんな求めていないか

みんなで一度は考えてみよう。

  • でも、だれも責任取りたくないから みんなの言質とってからじゃないと動き出せないのよね

    • 高コストの真の原因はリーダーシップの欠如と言うことか

  • アメリカのトップダウンは責任と説得力があるからな 日本のトップダウンはそもそも説得力の低い役員から雰囲気でやれと言われたことに腹落ちしていない中間管理職から降りてくるか...

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