増田は名字に拘りがなく、妻(妥当な表現が思いつかないので便宜上こう呼ぶ)となる人は自分の名字のままでいたいというので、二人の間での結論はあっさりと出た。
増田の両親は比較的新しいことに理解のあり、インターネットリテラシーもはてなユーザー並には持っているような人達だった。だから、反対されたのは意外だった。
「こちらは一人息子しかいない。あちら(妻)側には兄弟も居て、名を継ぐ人がいないわけじゃないのにどうして」「その選択はおかしい」「恥ずかしくて親戚に顔向けできない」と、いろんな角度から否定された。
増田は、『親からもらった名前は大事だが、名字はそうじゃない』と思っていたが、両親としては『名字も名前の一部だというのに、それがどうして分からない』という。
増田の名字は人口ベスト10に入る程度にありふれているし、名のある一族でもない。
また、都内住む増田は遠く離れた田舎に住む両親の家を継ぐことはできないし、両親も「それでいい」「この家も墓も、自分たちがいなくなったら潰して構わない」というくらいには、『家』に執着していない人達だったので、そんな人達が名字を残すことに固執するのが、本当に意外だった。
別に両親のことなんて無視すればいいとはいえ、これまで関係良好だった両親を無碍にしたくない増田は途方に暮れて、今これを書いている。
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