孫の顔が見たいという親がいる?勘違いするな。親は単に寂しいから、ただ可愛がれる生き物がほしいだけなんだ。自分のことを慕ってくれる無力な存在であれば、あなたの孫でなくてもいいんだ。もしその親を喜ばせたかったら、あなたがそれを演じればいい。無力なフリをして簡単なことで親を頼れ。それで十分だ。
配偶者が、あなたとの子供がほしいと言っている?勘違いするな。それは、あなたと子育てをしたい、という意味で、その子供があなたの子供であるかどうかは重要でない。その証拠に、以前に子供ができないと診断された、と言ってみろ。きっとテクノロジーを駆使してあなたの遺伝子なしで子供を作る方法を探し出し、同意を求められるだろう。
どうしても自分の遺伝子を残したい?だったら精子バンクや卵子バンクに登録しておけ。うまくマッチングできれば、あなたの遺伝子を求めている誰かのところにあなたの遺伝子が残る。その誰かが欲しかったのはその誰か自身の遺伝子を受け継いだ子であって、あなたの遺伝子を受け継いだ子ではないかもしれないが、結果は同じことだ。気にすることはない。
将来、自分自身が子供や孫がほしいと思うかもしれない?それこそ勘違いするな。その心配は詳細に分解するとだいたい解決可能だ。子育てがしたいなら養子を探せばいい。遺伝子を残したいならそういう機関に登録しておけ。老後の金が心配なら仕事を頑張れ。本当に自分の遺伝子を持った子供を自分で育てたり、その孫の顔を見ること以外では達成できないような欲求は、なかなかない。
だから、あなたの子供を必要としている人はいない。子供がいないことで感じるプレッシャーは、全部勘違いだ。
気にせず好きなことをやれ。