2022-01-14

母親の前に女だという人

母親の前に女だ』と言う人がいる。

堂々と公や子の前で、それを声高らかに主張する女性が苦手である

先に言っておきたいことなのだが、この言葉を口にする女性全てに嫌悪感を抱いている訳では無い。

母という務めを果たしながら、なおかつ女性であることに誇りを持ち輝きを失わない努力をしている方が言う分には気にならない。

そういった方は、前向きな意味で口にしていることが分かるからだ。

しろ、そういう場合には『母親でありながらも女性でありたい』などの言い回しをされる方が多い印象であるこちらに関しては素敵な人だなと素直に思えるし、心から応援したい。

私が嫌悪するのは、己がこの世に産み落とした子を尊重せず、慈しまず、守ろうともせず、あたか人生障害であるかのように振舞う女性だ。

なら、何で母になろうと思ったんだ? と問いたい。

である前に母親になることを選んだのは、貴女ではないのか?

子を産む選択をしたのは己であろうに、その選択責任を子に押し付けるのはおかしいのではないか

『妻』である前に女だと言うのなら、共感は出来ぬが理解は出来るのだ。

なぜ『母親であることを否定するのだろうか。

無責任にも程がある。

人を一人この世に産み落とし、育み、独り立ちさせる。

考えるだけでも相当な覚悟必要だと思うのだが、彼女らは何も考えなかったのか。

この覚悟については、女性だけの問題ではないだろう。

世の中には、父であることから逃げるものも多い。

己の性欲が新たな生命に直結するという事を、軽く考える者も多々いるのだろう。

少なくない悲しい事件を見る度に、やるせなくなる。

私は、諸々の事情により親にはなれぬ。

からこそ、思うのだ。

己で親になると決めたのならば、親である事を拒むなと。

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