2021-12-30

年の瀬独り言ちたいこと

社会人になって、まもなく9年が経とうとしている。

義務教育も9年間だが、あの期間中自分の成長と比べると、どうもこの9年間は(物理的に体が大きくなったことを除けば)成果に乏しい気がしてならない。

もちろん所謂社会人的な経験や、社会本音と建て前みたいなものの片鱗は、多少なりとも体得できてきたように思われる。が、ひらがなや1+1からスタートし、高校受験レベルまでの知識を得てきた9年間と比べると、あまりにも心もとない成長度合いだなあともの悲しくなって仕方がない。

これでも大きな変化として、結婚子供誕生は挙げられそうだ。

結婚を通じて感じた、家庭を築く難しさと相手に対する感謝気持ちの大切さというのはとても真新しく思われたし、生まれてきた子供が異常なまでに早く成長していくスピードを見ると(生まれて1年後には歩き出し、2年後にはどんどん喋り、3年後には正論で親を諭してくることすらあるのだ)、いよいよこの人生の主役は自分ではなくなってきたかのようにも思える。

もちろん自分主人公で居続けたいと思えば、今の過程をぶち壊すことだって原理的には可能なので、自ら好き好んで主役を降りた一面も多分にあるのだが。

これから先、これほどまでの大きな変化がどのくらいあるのだろうか?

そう思うと、この9年間よりも、もっと無機質で中身のない9年間がこれから待っているような気がしてくる。ジャネーの法則の通り、中身の薄さに反比例するかのように、時の流れはどんどん早くなっているように感じる。

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