友達たちが恋愛関係になる予兆を見る瞬間がどうしようもなく苦手。
自分がそうなれないことからの劣等感なのかと思っていたし、今もその疑いは15%くらいあるけれど、いやちょっと見栄を張っている、30%くらいはあるかもしれない。それはともかく、ともだちが今までのともだちで無くなってしまうと思い込んでしまう感覚が強いからか、それを感じた時の体感が苦手でならない。
寂しくて、置いていかれる、一瞬の寒さ、ハリーポッターのゴーストが体を通り抜ける時の感覚。たぶん。
私の中の人間関係の分類は、先生、ともだち、知り合い、家族、その他くらいざっくりしてる。
私にとってのともだちが、知り合いくらいの人と恋愛関係になった時が1番くるものがある。
明らかに自分に対する態度と違うともだちを見た時、急に見てはいけないものを見てしまったような、でも気になって見てしまって、また私は家に帰ってから頭の中をぐるぐると回る瞬間を作ってしまう。
これは私に所謂恋愛関係、若しくはそれに匹敵する関係性の人間ができたら変わることなんだろうか。
ともだちが付き合う、くらいの関係性になってこの気持ちになっていたら、あの人たちがついに契約を結ぶ、若しくはそれに準ずる関係になった時私はどんな気持ちになるんだろうか。
そんなことを簡単に短く友達に話すと、「そんなこと言って、あなたも案外早くそっち側にいったりして」と無邪気に励ますつもりで言ってくれるが、そういうことじゃない。
そういうことじゃないんだけど、どういうことなんだと言われると説明できないから「そっか〜」で終わる。おわりおわり。
歳が上がるにつれて、そんな人たちばかり増えていくと考えると歳をとるのが億劫になる。そして契約相手がいないと言う理由で、歳が上がるにつれて欠陥を抱えた人間として扱われることを想像するだけで気持ちが重くなる。
たしかに私は欠陥を抱えた人間かもしれないが、それは契約していない人が多い今の歳でも同じことであって、年齢が上がるにつれて契約相手がいないことを理由に欠陥人間扱いされるのはごめんだ。