2021-09-02

テレビ

2011年ごろ、テレビをもらった。シャープ製、世界の亀山モデルである

録画用のデッキがなかったので、ヤマダデンキにいって録画できるデッキを紹介してもらった。

デッキはA3用紙くらいのでかさで、重くて、コードが何本もあり、どれをテレビへ壁へとつなげばいいのか試行錯誤した。

しかも、電源をオンにしてから動き出すまでに、1分は待つ必要があった。

買ってすぐに「なんでこんなに遅いんだ」とイライラしたが、4万くらいしたので我慢して使用していた。

あれから10年が経った。

私は忌々しいでかい箱を見て、「あれから10年経ったんだ。もっとコンパクトで性能のいいデッキが出ているだろう」と思い、検索した。

すると、かなり小さいタイプを見つけた。とてもコンパクトなのに4TBの容量。所持するテレビは当然4K非対応なので、こんなに容量は求めていない。

もっと安くていいのだが…と探すと、USBスティックで1TBという商品を見つける。

私はふと疑問に思った。「あれもこれも、録画機能のあるデッキ的なものがないとダメなのでは?」

口コミにも同じような質問をしている方がいて、「当然必要です」とすげなく答えられていた。

ああ、私の古い型式テレビでは結局、あの忌々しいでかい箱が必要なんじゃないか…と意気消沈した。

テレビ説明書確認していたら、デッキ接続の仕方と合わせて「外付けHDDへの録画の仕方」という欄があった。

そこには、テレビの録画機能を使って録画する方法記載されていた。

あれ…?

このテレビ最初からデッキいらなかった…?

謎の待機時間イライラ番組表を受信する夜中の騒音、とぐろを巻くコード場所を取る重くてでかい箱が脳内をよぎる。

誰か、教えてくれなかったのか。

テレビの録画って、もうデッキなんていらないんですよ、って。

だってテレビ台なんていまだに売ってるじゃない。

デッキ的なもの必要だって思うじゃない…。

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