昨日観たテセウスの船とは大違いだな
大門未知子はムカつくしかっこいいし、周辺キャラもちゃんと自意識持って行動してて感情に任せて暴れ狂うチンパンジーみたいなキャラがいない
テセウスの船は主人公からして何考えてんだかようわからんキャラで見てるだけでイライラしてた。いかにもシナリオに合わせて操られているロボットみたいでゾンビ見てる気分で気色悪かった
10分おきに挿入される胸糞悪いお気持ち表明演説シーンもなく、とても見やすい。てかキャラの気持ちは演説させないで行動で示せよなぁ。物語制作の基本じゃねーのかよ
ドクターXは見ててどのキャラクターの行動にも違和感なく、不快感ない。悪そうな奴も内心ではそれなりに葛藤を持っててその上での行動に出てるってのがちゃんと表現されている。
製作陣からの、いちいち一人一人のキャラクターへの愛が感じられるよね
物語としてもちゃんとカタルシスを感じられる構成になってて、そうそうドラマってこういうのだよなぁって感じ
組織の不整合に立ち向かう(大門未知子は立ち向かうというよりも、ガン無視して独走してるだけだけど)みたいなありきたりなテーマでも、丁寧に描くと面白いんだなぁっていうのが最高だな。御意