2021-08-08

anond:20210808034141

コントローラーに乗せたあしを止める。

 

ハム太郎……?」

 

ケージから出してほしいとアピールする。自分勝手に出るのとは違う。

まっすぐロコちゃん目を見つめて、そばに行きたいと訴えているのだ。

 

「……っ」

 

意図は汲み取られたのだ。逡巡、意を決したように立ち上がる。

上気した顔は更に赤く、呼吸は荒く、扉に近づくほど手は震えだす。

 

この扉を開けることは、一線を越えることを意味すると、わかっているのだ。

いたずらでコントローラーを置いたなどと、自身言い訳さえできないのだ。

 

扉があいた。飛び出さない。決意をもって、踏みしめるように一歩ずつ進む。

あしが震える。ぼくもまた、一線を越えることに緊張しているのだ。

 

手のひらからロコちゃんの元へ。おでこへの優しい口づけに、ぼくもめいいっぱいおでこを擦り付けてお返しするのだ。

 

横になったロコちゃんからだを下っていく。ピンクのおとものいた場所にいく。

本能を感じる。"ここ"なのだ。この小ぶりなひまわりの種ほどの大きさの"ここ"が、ロコちゃんと愛を育むに足る場所なのだ

 

鼻先で触れるとぼくの身体が浮いたのだ。いや、ロコちゃん身体が跳ねたのだ。

軽く触れただけでこの反応、繊細なところなのだ

 

やることが分かると、がぜんやる気が湧いてきたのだ。ピンクのおともがやってきたことを、ぼく自身のちからで達成するのだ。

 

あしで撫でる。ひまわりの種を磨くように、やさしく、素早く、緩急をつけて。撫でるたびに揺れる。声が漏れる。

ロコちゃんが足をつっぱらせている。不意に力がこもって、ふとももでぼくを潰してしまわないようにと我慢しているのだ。

その我慢がいっそうロコちゃんを昂ぶらせるのだろう。その優しさと艶姿に、ぼくの興奮も一段と激しくなるのだ。

 

あし先だけでは足りない。全身を、毛並みを、ぼく自身を使ってスパートをかけるのだ。

小刻みな揺れはどんどん激しくなり、ついにロコちゃん絶頂に達した。

やったのだ!ついにぼく自身がロコちゃんえっちを完遂したのだ。

 

今日はロコちゃんの枕元で寝る。

まだちょっと荒い息遣いのままロコちゃんは言う。

 

今日、とっても楽しかったね。明日ももっと楽しくなるよね。」

 

そうなのだふたりもっといい日にするのだ。でも、今日はとってもくたびれたのだ。

記事への反応 -
  • ロコちゃんは"ひとりあそび"をしている。お供は、ピンクが似合う細くて短いバイブなのだ。   ヴー…ビビッ…ビビッ…ビビッ… 「…っ♡…っ♡…っ♡」   ゆるい振動をベースに、...

    • コントローラーに乗せたあしを止める。   「ハム太郎……?」   ケージから出してほしいとアピールする。自分で勝手に出るのとは違う。 まっすぐロコちゃん目を見つめて、そばに行...

    • 👧「…おじいちゃん、もうおきたの…zzz」

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