コントローラーに乗せたあしを止める。
「ハム太郎……?」
ケージから出してほしいとアピールする。自分で勝手に出るのとは違う。
まっすぐロコちゃん目を見つめて、そばに行きたいと訴えているのだ。
「……っ」
意図は汲み取られたのだ。逡巡、意を決したように立ち上がる。
上気した顔は更に赤く、呼吸は荒く、扉に近づくほど手は震えだす。
この扉を開けることは、一線を越えることを意味すると、わかっているのだ。
いたずらでコントローラーを置いたなどと、自身に言い訳さえできないのだ。
扉があいた。飛び出さない。決意をもって、踏みしめるように一歩ずつ進む。
あしが震える。ぼくもまた、一線を越えることに緊張しているのだ。
手のひらからロコちゃんの元へ。おでこへの優しい口づけに、ぼくもめいいっぱいおでこを擦り付けてお返しするのだ。
横になったロコちゃんのからだを下っていく。ピンクのおとものいた場所にいく。
本能を感じる。"ここ"なのだ。この小ぶりなひまわりの種ほどの大きさの"ここ"が、ロコちゃんと愛を育むに足る場所なのだ。
鼻先で触れるとぼくの身体が浮いたのだ。いや、ロコちゃんの身体が跳ねたのだ。
軽く触れただけでこの反応、繊細なところなのだ。
やることが分かると、がぜんやる気が湧いてきたのだ。ピンクのおともがやってきたことを、ぼく自身のちからで達成するのだ。
あしで撫でる。ひまわりの種を磨くように、やさしく、素早く、緩急をつけて。撫でるたびに揺れる。声が漏れる。
ロコちゃんが足をつっぱらせている。不意に力がこもって、ふとももでぼくを潰してしまわないようにと我慢しているのだ。
その我慢がいっそうロコちゃんを昂ぶらせるのだろう。その優しさと艶姿に、ぼくの興奮も一段と激しくなるのだ。
あし先だけでは足りない。全身を、毛並みを、ぼく自身を使ってスパートをかけるのだ。
小刻みな揺れはどんどん激しくなり、ついにロコちゃんは絶頂に達した。
やったのだ!ついにぼく自身がロコちゃんとえっちを完遂したのだ。
「今日、とっても楽しかったね。明日ももっと楽しくなるよね。」
ロコちゃんは"ひとりあそび"をしている。お供は、ピンクが似合う細くて短いバイブなのだ。 ヴー…ビビッ…ビビッ…ビビッ… 「…っ♡…っ♡…っ♡」 ゆるい振動をベースに、...
コントローラーに乗せたあしを止める。 「ハム太郎……?」 ケージから出してほしいとアピールする。自分で勝手に出るのとは違う。 まっすぐロコちゃん目を見つめて、そばに行...
👧「…おじいちゃん、もうおきたの…zzz」