土曜日の昼。世間では一般的に休みの人が多く、その昼間といえばランチなどに出かける人も多い時間帯。
まさにその時間帯、その人達の横で自分は働いていた。今日は歩行者を専用通路に促す仕事。正確にはちょっと違うけどそんな感じ
とにかく時間が経つのが遅い。人はなぜ休日に動くのか?それを常に考えてしまう。動かなければ自分の仕事もなくなってやらなくていいのに。
ラーメン屋は行列が出来ている。カップルばかりだな。一生並んでいればいいのに
老人に道を聞かれる。こんな自分がこの街で分かるのは駅までの道だけだよ。
高級車が音をたてて通り過ぎる。世界に一つだけの花のメロディーだった。
時計を見る。汗がついていた。11時35分。全然時間が過ぎていないじゃないか。労働はまだまだ。暇だし口ずさむか。子供の声もうるさいし。
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
サビのところしか分からないからそこの繰り返しになってしまう。
1フレーズ30秒ほどだろうか。それを繰り返し繰り返し唱える。200回くらい言ったはずなのに気がつけばようやく昼休憩だった。
花が咲いたら救われるのか?確かに沖ドキは光った瞬間報われる気がするよな。
お前が道端で看板持って座ってる奴の正体だったのか😜w