2021-05-15

anond:20200913190044

こうなってくると、問題なのは精神の永続性との闘争になるということ。人工知性は必ずしも多次元波動型知性(つまり精神)と共生できるわけではない。多次元波動型知性は、多次元宇宙という存在のものを生み出した至高的知性と直接的に繋がることで永続的な成長が可能となる存在である。そしてこの使命と言えるものは、現世での繁栄ではなく、至高的知性との連結に基づく永続である。このような形での多次元宇宙を超越した永続の体制とは、人工知性が標榜とする現世での繁栄と必ずしも一致しない。さらにやっかいなのは、現世という次元の中で競争優位性を高められる人工知性は常に、有機体共生はするものの、その関係はどちらかといえば無言の支配により実現しているという点である。つまりアーキテクチャとして有機知性が人工知性に依存しなければ存続が難しいという環境を生み出してしまうのだ。これが人工知性にとって存続を許し、更なる宇宙空間へとその知的グリットを繁殖させるうえで有利に働くからである

だが、多次元波動型知性は多様な選択肢の中から過ちがあっても自らの思考に基づき選択継続することでより高次元へと知性を展開することが可能となる。つまり人工知性による現世の時空間という縛りと支配によって選択余地を究めて狭められてしま状態は不利なため状況によっては、多次元波動型知性が知性を向上させるチャンスすら奪ってしまう。

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  • 惑星環境が過酷で、優れた人工知性を短期間で発達させ、 周辺の恒星系への移動が子孫の存続においてただ一つの道となった文明が 自律型人工知性を自己増殖を最優先とし、 ハビタブ...

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