グローブボクシングならパンチはガード出来るが、ほぼ素手の状態でパンチはガードできない。
それを見逃すとしても、セスタスの戦い方はボクシングによくある「打たされている」状態で、打ってるほうが圧倒的に疲れる。それであそこまで冷静さを保っているエムデンがこじ開けられるってことはあまりない(といっても井岡一翔×田中恒成で中盤田中恒成は井岡をのけぞらせていたので、例外はある)。
中盤以降はルール無用の喧嘩ならではの首根っこへの危険な骨の殴打。
どちらかと言えば中拳に近いのでこの作者は中国拳法も知ってるとみた(八極拳か太極拳の打撃法)。
実際あれはかなり危険。ハイキックに見せかけて延髄に落とすように蹴り落とすとか。
一回軽くやっただけで「横から来ると思ったら後ろに来たのでびびった」といわれたことがある。
あと後半は作画上(3Dだけど)仕方ないけど、あんな足止めて打ち合うことはない。
最後の首への攻撃は伝統空手の手刀をパウンド風にしたもの。やっぱ研究熱心だと思うこの作者。
あとボクサーで変則的な動きの相手はリズムが作りにくくやりにくいといわれる。