すごいね、疲れている日だったの。
当時、ブラックな働き方をしていて(それもカラダを使う仕事)、
何を思ったのかダイエットとかしてたのね。
その日も、本当にクタクタだったんだけど、
夜のランニングをするために、
でもさ、疲れすぎていて途中で走れなくなってしまって。
とりあえずやらないよりはマシかと思って公園を歩くことにしたのね。
そしたらね、いるのよ。UFOが。
空に浮かんでいるのよ。
えーっ!?ってびっくりしてね。
いや、そんな馬鹿な、と思って何度も見返すんだけど、
いるのよ、輝いているからハッキリとは姿形というかディティールはわかんないんだけど、
いるのよ、UFOが。
うわっ、これヤバい、連れ去らえたらどうしよう、
と思ったらものすごい恐怖を感じたの。
ああどうしようと思って、もう一度UFOを見たの。
そしたらUFOだと思っていたのは月だったの。
満月に近い、大きくてすごく輝いている月だったの。
なんだそりゃ、と思うかもしれないけれど、これはね本当に教訓になったのよ。
そして、より大事なのは認知というものは、いい加減なものだと実感できたこと。
だってさ、本当に何度も何度も確認して間違いなく間違いなくUFOがいたのよ!
でもさ、実際には月をUFOだと勘違いしていただけという事実ね。
これはためになったよ、本当に。
そうではないということがよくよくわかった。
第三の目が開いたような感覚だった。
多分、幻覚を見る薬を使った後、
似たような体験だったのではないのかなあ、と思っている。