サバイバル技法として鍛えてきたんだろうな、という大人をたまに見かける
ある場面でそれが必要だったのだろうし、長年繰り返すうちに染み付いて、他の態度がわからなくなったんだろうか
(お前なんかとの遣り取りでは当然揚げ足を取るし、質問なんざはぐらかすに決まっとるやろが)という心の声が聞こえてきそうなシーンは、匿名ネット上ではよく見かける
増田で丁寧に言葉の遣り取りをしようとしても、誰かがこの舐めた態度を発動し、すぐ終わる
例えば反抗期の子供が、親と実りある会話を交わせるかといえば、もちろん無理がある
信頼関係によって、素直に聞ける相手と、そうでない相手がいるだろう
でも、2ちゃんにせよ、増田にせよ、匿名の場で、基本的に信頼関係を前提するつもりがなく、不毛な関係でしかいられないなら、この場はなんという壮大な無駄だろう
「匿名で出している自分」と「匿名である相手」の関係性は、たしかに重宝するほどのものでもないが、防衛的になるほどのものでもない
いずれにせよ、不信・猜疑、前もって軽んじる態度、そうなった理由があるんだろうから
得した体験、いい気分、そういうので上書きできる機会があったらいいよな
日本人は議論に向いてないと思うよ 日本語のせいかもしれないが否定することが目的となって勝ち負け勝負になる ネット上に関しては今よりtwitterが流行る前のが議論は活発だったね 全...
否定するための発言はよく見かける 匿名と顕名を、いまだに混同してしまっているだけなのでは、と思う その勝ち負けへのこだわりから開放されるのが、匿名の良さで、よしんば自分の...
例えばだけどこのトラバはやっぱり否定的になってしまうんだよね 肯定的にすると会話が続かないというのか肯定的な議論はすぐ終わってしまうから 匿名だと一人一人が自立心を持て...
そのとおりで、議論は対立させることで何かを浮き彫りにしたい、という試みだから、どうしても言い争いと近しく映るね その言い争いに耐えられない優しさ・気弱さというのは、現実...
実際には「匿名な他者」は存在しない 人間の脳は匿名な他者というモデルを持っていないというのが正しいか なんらかの発言を読んだ人間はその背後にいる人間を推論する 過去に出会...
「日本の人々の脳に、匿名な他者というモデルを持っていない」という仮説なら、理解するし支持するよ でも、人間はそれはできる モノを対象化できるし、人を対象化できるし、「人...
「日本人は」というのは端的に間違い 4chanでもtwitterの英語圏でも似たようなもの そして、人の意見を完全に人格から切り離してニュートラルに扱えるというのは事実誤認 それができて...
いや、それは程度の差とゼロイチを混同している 日本人でなければできないとか、外国人ならできるとか、そんな訳はない 「日本文化圏は議論に向いていない人が諸外国より多いだろう...
このように 書いていない部分を推論し始めるだろ? 背後にいる人間を推論する それが人間のコミュニケーションの目的だからだ 分かったかね 聴衆諸君 匿名への期待を捨て、現実に帰...
書いていない部分への推論と匿名性が並立しない、という前提が、如何にも奇妙だ 表現力の万能を前提にしないとその立場にはならないかと思う 加えて、思考は人間に従属するが、事...