まだ幸いに、命に関わるほどの持病もなく健康に生きているのだけれど、今後の一生を考えると孤独でいることで生き延びられなくなる出来事というのを肌で感じるようになってきた。
いざというときに助けてくれる人がいないというのはもちろん、自力で出来る限界がどんどん衰えていくというのも感じる。病気になった時なんかは、保証人や立会人なんていうお金で解決するにも正直手が届かないようなものがちらほらと立ちふさがるのを感じる。そうしたとき、普通の人と比べて生き延びることが出来ない壁があると認識してしまうと、恐怖と焦燥感で頭がいっぱいになる。
でも、それなのに自分は他人と積極的に関わり合いになりたいとどうしても思えない。
どう考えても、自分の恐怖を解消するためには、ワガママを言わずに人との関わりを積極的に持って、パートナーを持ったり家族を大切にしたりすることが極めて有益な方法だと分かっている。
なのに、自分はわがままに他人と関わり合いになろうとしない。理由は「嫌われるのが怖い」「騙されたくない」「自分の物を取られるのが怖い」「人を好きになれない」なんていう幼稚園児の言い訳を並べたような有様で、でもその癖にいざ人と触れ合おうとすれば頭の中はその場から逃げたい一心か、あるいは全く興味を持てないかのどちらかになって、対人関係を深く作ることができない。時折調子がよく理性で押さえつけられることはあってもそれは一時的な範疇にとどまって、中長期的な関係を全く構築できず、一人暮らしを始めてからは家族とすらも疎遠になった。人を助けたいつもりにもならないのに、自分だけ助けてもらいたいなんてよくも思えたものだと思う。
三十路も近くなったのに、どうして自分は幼稚園児のままなんだろうか。
そのまま人の居ないところで泣き喚いていればいいのに。
二行だけ読んだけど世の中の大人はそんなこと考えてないでしゅ(まー坊
大体金で解決するので貯金してる