8月30日は10万円、9万円、9万円、2万円の4回。9月1日も同じ金額ずつ。計60万円の入金先は、いずれも「d払い」をカタカナ表記した「デイーバライ」と記されていた。ドコモ口座を使った引き出しの上限は月30万円。月末と月初めにそれぞれ上限を引き出されたことになる。
9日、補償方針を中国銀に問い合わせたが、「返金できるかどうか分からない。協議中です」。警察に相談すると、偽のサイトに誘い出すなどして口座情報をだまし取られる「フィッシング詐欺」の可能性を指摘された。だが、心当たりはない。ネット上で口座番号や暗証番号を入力した記憶もない。
「電話ではらちがあかない」。10日に中国銀本店を訪ねて全額補償の方針を聞かされ、やっと一息ついた。中国銀の広報担当者は取材に「ドコモと協議し、補償の金額分担や時期などを決めていく」と説明した。
女性はドコモに対し「きっちりと本人確認する仕組みを整えてほしい。できないならサービスは停止するべきだ」と指摘。中国銀に対しても「セキュリティーに不安を覚えた以上、メインバンクの変更も考えたい」と話した。(中村建太)
ドコモコウザで最大30万じゃなかった
限度額が月30万ってのはそうなんじゃないの 月を跨いだからそれ以上いかれたってことじゃないかな