この人にとって死産は火葬したときに終わった話だったんだよな。
だからこそ「いつか撲滅運動」とか言って、サーフィンやらキャンプやら登山やらなにやら趣味を心から楽しむことができたんだよな。
妻はずーっと心のケアをしているのに見てみないふりして。
妊娠7ヶ月って、念願の妊娠が叶って、半年くらいかけて母親としての自覚を育んできて、出産後の生活もいろいろと想像してっていうところ。
一方、このおっさんは父親としての自覚なんて全然ないまま、ああまた流産かみたいなそんな感じ。
2度の流産の時点で「身も心もボロボロになっていました」って書いてるけど、養子縁組の話をされても上の空。またお前が頑張ればいいじゃんくらいのノリ。
このおっさんは2019年1月に父親になったと思ってるけど、あんたの妻は10年以上前に最初に妊娠した時にすでに母親になってたんだよ。
死産の時なんか半年近くも母親としての意識を醸成してるからね。
「育てたい」という気持ちはずっと何年も前からあったのに見て見ぬふりしてきたんじゃないか。
ああ腹が立つ