2020-09-05

文章の書き方」の本を図書館で借りてみた。

正式タイトルは「正しくウケる文章の書き方」、著者は戸田覚であるパラパラめくっただけで、全部読んだわけじゃないけど、たぶん良い本だと思う。

戸田氏の文章は、デジタルガジェットの紹介文などで良く読ませてもらったが、非常にすっきりして読みやすいからだ。文章個性が気にならず、コンテンツがまっすぐに頭に入ってくる感じの文体である作家とか詩人になりたいなら向いていないと思うけど、多くのビジネスコンテンツ雑誌記事のような無個性文章に適している。

プロライターだけあって、書くべき文章の量や内容、ターゲットについていろいろ吟味したうえで下準備をしてから文章を書いている。読む側からするとサラッとして読みやすいので簡単な感じがするのだが、この本を読むと「ああ、プロというのはこれだけ考えて文章を書いているのだな」ということが良く分かる。

アマチュアはここまでする必要はないかも知れないけど、「ブログお金を稼ぎたい」「将来本を出版したい」みたいな目標がある人は読む価値があると思う。

自分アマチュアなのをいい事に、何も考えずに思いついたことをそのまま書き散らして来たわけだが、あまりにも下準備なしに書くと誰にも読んでもらえない文章になるということを改めて痛感した。

「だったらまずその本を読めよ」と思うだろうけど、戸田氏のすごいところは、目次とサブタイトルざっと眺めるだけで何となく内容の見当がつくことだ。全部端から端まで読む時間がないときは、気になる項目から読めば良いのではないかとすら思う。ほめ過ぎかも知れないけど、分かりやす文章を書くにはどうすれば良いかが具体的に書いてあって素晴らしい。

  • 近くの図書館には在庫ナシ。同著者のほかの本は結構揃っていたけど・・いわゆる前時代的な人なのか?フミコなんとかみたいな

  • 2015年第1版発行、出版社は日経BP社。本屋で普通に新刊として買えるか分からないけど、図書館なら置いていそうな気がするけどな。戸田氏がいわゆる旬の人かは微妙だけど、私がイン...

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