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昭和の時代から環境や社会情勢がなだらかに変わっていって、いつのまにか当時は大したことなかったことが今では軽視できない問題になることは多々ある。
たとえば熱中症。４０，５０年前も多少はあったと思うが、地球温暖化の影響で現在は当時よりも平均温度があがっている。昔は真夏でも気温が３５度超える日はなかなかなかったが、今では下手したら４０度超えることだって珍しくない。熱がこもる車内だとこれが５０度近くになるわけだから、子供どころか大人でさえ致命的になる。
あとADHDについても、昔だってそれなりの数いたんだろう。でも当時は工場勤務とか職人とか、「人と話さずに一つの作業は集中できる」仕事でちゃんと生活できる職種がゴロゴロあったから、ADHDっぽい人でも社会で自立できたから特に問題にならなかった。でも現在はそういった仕事の大半は派遣に置き換えられたり、人件費の安い海外に流出してしまった。現在日本国内に残っていてそれなりに生活できる仕事は「高いコミュ力求められる頭脳仕事」ばっかだ。これだとADHDの特性が生かせない不幸なケースが多く、こうやって社会になじめない人間が増えてきたことにより、その原因の一つとしてADHDが注目されたのだろう。
便利になったでも生きずらくなったのが今の世の中。
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