2020-01-12

通勤電車という労働力輸送車

 アタシは都内に住んでいて、通勤時間ドアツードアで45分だ。

地下鉄を一度だけ乗り換える。乗車時間は、25分に満たない。

 でも、満員電車クタクタだ。会社に行く前に疲労困憊していて、午前中は仕事にならない。

ギュウギュウ電車の中で、何とかスマホを見ようと肘を張り出す人が多く、不快なことこの上ない。

皆さん、マーケットが開く前から経済を動かしているのだろうかと、画面を覗き込んでも

漫画を読んでいたり、ネットショップ商品検索をしていたり、ゲームに興じる人が多く、

ニュースを読んでいたり、英語や何かの勉強をしている人は少ない。

 アタシはいつも音楽を聴いてやり過ごす。

朝の通勤電車乗り物なんていう上等なものではなく、労働力を運ぶ輸送車だ。

そう思うと、高齢者ベビーカーが歓迎されないことは不思議ではない。

 だって人間乗り物じゃないから。労働力という家畜を運んでいる。

家畜として会社の最寄駅まで運ばれたアタシは、駅から会社までの途中、家畜から社畜になる。

働いて、定時になったら畜舎へと向かわされる。

週末だけは人間活動だ。

でも、土日だけじゃ短すぎて上手く行かない。

三連休の真ん中の今日、ようやくアタシは人間に戻ることができた。

明日人間らしい一日を過ごしたい。

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