先日、幼なじみが女子アナと結婚し、披露宴に呼ばれたので行ってきた。
彼は、大手老舗企業の●代目(伏せる)で、広告代理店を経て家業を継いだ。それもあって、列席者は家業の取引先である大手企業の社長や、広告代理店やマスコミの役員がゾロっと参列していた。司会進行も新婦と同期の現役アナウンサーだった。
で、違和感を感じたのが、余興などで登場した広告代理店やマスコミの方々、ビデオレターで登場した芸能人の方々が、「一般人の方」「今日は特別」「ここだけでしか見られない」「外では秘密にしてください」「SNSには上げないで」を連呼していたこと。昨今の言葉を借りると、自分たちは特別という「上級国民」感が満載だった。
さすがに司会や来賓はそういった言葉遣いはしていないが(超大手企業社長が、来賓挨拶で泥酔して「終わる」「切る」を含んだ言葉を連呼し、下ネタ発言をしていたのは別の話)、一般人が上級国民の宴に混ざりこんだような居心地の悪さを感じた。
こう言っては申し訳ないが、新郎の幼なじみも友人同士で一緒に飲むと「同世代と飲むのは久しぶり」「いつもは気張ってるけど、今日は気軽に飲める」「(個室じゃないと)周囲に変なヤツ居ないよね」(マスコミに隠し撮りされることを気にしている)と、上級国民感を出す発言をするようになってきており、毎回空気を微妙にしてくれる。
以上、若干のフェイクを含むモヤっとした話。