運動不足解消のため、通勤には一駅歩いて電車に乗るようにしている。
身体のバランスに偏りが生まれないように両肩にかけるタイプのリュックサックを背負って歩いているのだが、背中の汗がやばい。
今までは駅手前の公園で汗を拭っていたのだがふとひらめいて最近流行っている扇風機でどうにかならないかを考えてみた。
片手で持つタイプではウォーキングには邪魔。かといって肩にかけて歩くのは学生じゃあるまいし恥ずかしい。
このタイプの扇風機はジェットエンジンのように筒状になっていて、片側から吸った空気を反対側に吐き出す仕組みになっている。
本来はベルトに取り付けて洋服の中に空気を送る構造なのだが、これの使い方を少しアレンジしてみた。
背中側のベルトに取り付けてその上からリュックサックを背負う。
するとリュックサックと背中に空洞ができて、そこに空気が送り込まれるようになる。
汗で背中がぐっしょりする一番の原因は、リュックサックが密着することで汗が乾いてくれないことにある。
そこに扇風機が挟まって空洞ができるだけでも汗が乾燥する効果は十分に得られるのだが、さらに空気が送り込まれることでさらに快適度が増す。
確かに音は気になるが、町中を歩いて移動している限りではそれほど気にされる様子はなかった。
信号待ちなんかや気になる時はスイッチを切ってしまえばいいのだ。
もう夏も終わりかけているというのに、もっと早く気付けばよかった。