2019-08-20

友人の結婚式に際して。

ちょうどお盆休みの始め、田舎で友人の結婚式に出てきた。良い式だった。荘厳な結婚式場、楽団生演奏、多くの友人、親族職場上司スピーチ、豪華な料理

友人の結婚式にでたのは初めてではないが、今回は、泣けた。

私は田舎を出て、借金をしながら、大学院アカハラに耐えながら、2年留年の末やっと博士を取り、愛する人を見つけ、一緒になろうと思い、そしてバカな行動で失った矢先であった。

私がわけのわからん細胞相手にしている時に、地元に残った彼女らは他人と、その家族と一から信頼関係を築き、新しい命を育もうとすらしている。

あの式の中心にいる私も、隣にいる人も、祝ってくれる沢山の友人も、今の自分には想像できない。そんな資格はない。相手気持ちもわからず、ただ通り一辺倒の親切らしいことしか私はできなかった。これまであまりにも人間の心を見ようとしていなかった。

自分にあるのは、研究だけである研究への情熱は、いつまであるだろうか。それを失った時、なに私に残るものはあるだろうか。

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