そしたら、なぜかいつの間にかインフルエンサーみたくなっていた。なりたくてなったわけじゃないのに。
なんとなく、そういうのは空気で察する。
「界隈での拡散力」という言葉が、要らない責任感を助長する。たまに、変なことをつぶやく。そしたらフォロワーに指摘される。ほっといてほしい。
「社会的に言わないといけない言葉」と「自分が思うこと」が180度違う。そんなとき、自分が思うことばかりつぶやいていた。
社会的に言わないといけない言葉は、人に気づかれなかった。自分が思うことは、他の人も思っていた。他の人がそんなことをつぶやいていると、ニヤける自分と、「そんなことつぶやいちゃダメ!」と注意したくなる自分、2人の自分がいた。
普通、こういうときは社会的に言わないといけない言葉を発する。でも、あまりにも自分が思っていることが強すぎて、正反対すぎて、軌道修正なんてできなかった。
しかも、めちゃくちゃ紛らわしいことに、バンドのフロントマンが自分が思っているサイドのことをつぶやいた。それに対し、「それな」と共感する自分と、「それ言っちゃダメでしょ」と思う自分がいた。
その人がいいと言っているからいいじゃない
…そういう問題ではないのだ。