友達は主婦の傍らずっと調理場関係のパートをしている。どこに行っても真面目な控え目な人柄で好かれ、退職は職場の閉鎖や事業の縮小といった本人とは関係の無い理由がほとんどだ。
今はどこの飲食店でも求人の貼り紙があるし、友人なら選び放題だと思うのだが、意外にも職探しが難航しているらしい。
話しを聞いたら、友人は調理は好きだが接客は苦手だとのこと、カフェや弁当屋などの求人はほとんど接客有りで、それ以外だと社食やら給食のおばさんに限られて、100人分くらいの鍋をかき混ぜたりサウナ状態で早朝から働いたり、体力的にも難しくなってきたとの事。
まあ彼女は感じも良いのでレストランとかの求人で来たら接客も頼みたくなるだろうなとは思うけど、これってプログラマにクライアントとの打ち合わせとかも頼んじゃうのと同じじゃないかなと思った。
なんかもったいないよな。誰だって得手不得手はあるし、雇う側が専門職に集中できる環境を用意すればいいのに。
なんか日本て「でもコミュ力が無きゃ駄目だよね」みたいのを枕言葉にして専門的な能力を否定するようなところがあるような気がするんだけど。もったいない。