2019-04-20

誰かの真似をして生きてきた

から誰かの真似しかしてこなかった。

誰かの真似をすることで、自分アイデンティティの足しにしようとしていたのだ。

今思えば何もかもが間違っていたと思う。

さいころから物まねが好きで、小学生の頃は芸能人キャラクターの真似をして遊んでいた。

自分面白いと思ったものはすぐに取り入れて、自分面白く見せようとしていた。

そのころに課題で書いた物語作文は、好きだった漫画パクリしか言いようがない。

中学に上がったころ、イラストを描ける人に憧れて絵を描くようになった。

その絵は模写ではないものの、内容としてはまさに「誰かの絵をパクったもの」だった。

好きな作家さんなんてのが見つかれば、ただひたすら画風を真似た。

その人みたいな絵が描きたかった。その人みたいな個性が欲しかった。

個性的な人の真似を沢山すれば、それだけ個性的になれると思っていた。

そうして今現在、絵を描いたり曲を作ったりしている状態だ。

絵や漫画はきっと『誰かの作品』を素材にしたコラージュだし、曲なんて好きなアーティストのを聞きながら作ったこともある。

最低だ。

最低なんて言葉じゃ言い表せないぐらい最低だ。

自分は救いようのない馬鹿だ。

きっともう更生することは不可能だと思う。

自分からパクリを抜いたら何も残らない』ことに絶望した。

自分アイデンティティがない』ことに絶望した。

せめて中高生ときに気がつきたかった。「真似はダサいし最低」と過去自分に教えてやりたい。

明日からどう生きていいかからない。

創作活動なんて始めなければ良かった。


なぁ。パクってシコシコ自己顕示欲を満たして楽しかたか??


どうか、こんな自分の真似をしないでほしい。

きっとこれも、誰かのパクリなのだろうが……

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